南極ブナ・アンタルクティカ(ノソファガス・アンタルクティカ) – 甘く香りがする卵型の葉 – 取り扱い植物の説明と育て方

学名:Nothofagus antarctica
英名:Antarctic beech

南極ブナ・アンタルクティカ

南極ブナ・アンタルクティカとは

南極ブナ・アンタルクティカは南極に近い地域でも生育しており、寒さに耐えるブナです。
光沢のある卵型の葉は、ほのかな甘い香りがあり、秋には黄色に紅葉します。
生育地では、山地や森林などの湿った土壌で生育しています。
種小名の「アンタルクティカ」は「南極大陸」を意味し、「アトランティック・ビーチ(南極のブナ)」とも呼ばれます。
かつて地球上最南端の木とされましたが、実際には約20m南に「カバノハミナミブナ」が生えていたそうです。

原産地:チリやアルゼンチンに生育

樹高:5~20m程度

育て方

南極ブナ・アンタルクティカ

暑い時期には、高温多湿の環境を避け、風通しのよい環境で育ててください。
(特に、苗が若いときや鉢で育成している間は、夏の直射日光を避けてください)
寒い時期は、なるべく-15度以上で育ててください。

様々な土壌で育ちますが、水はけのよい土で育てるのが望ましいです。
水やりは、水を切らさないように土の上部が乾いたら水を上げます。
やや弱酸性の土を好むため、アルカリ性が強い土(石灰分を多く含む土)は避けてください。
弱酸性の腐葉土や鹿沼土を少し混ぜるなどして、弱酸性に保つとより良いです。
土の湿りすぎは根腐れを引き起こすため、水のやりすぎには注意してください。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。

南極ブナ・アンタルクティカ

【幼い苗のときや鉢が小さいときの注意点(植物全般)】
夏には強い直射日光や高温の場所を避け、冬には霜や寒風を避けてください。
急な温度・湿度変化にも注意してください。
特に初春等の急激な寒暖差があるときは、寒暖差の影響が少ない環境で育てることを推奨します。

植物の在庫状況

当店では植物の鉢物や種子を販売しております。



<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

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