コーカサスモミ(ノルトマンモミ) – 西アジアのモミの木 – 取り扱い植物の説明と育て方

学名:Abies nordmanniana
英名:Nordmann fir

コーカサスモミ

コーカサスモミとは

コーカサスモミは大きくなるモミの木で、光沢のある濃い緑色の葉を持ち、円錐形の樹形になります。
ドイツなどのヨーロッパを中心にクリスマスツリーとして人気があります。
鑑賞用として庭園や公園にも植えられてています。
モミの木なので成長がゆっくりであり、盆栽にも利用されます。
長く生きる木であり、生育地では樹齢が数百年以上の高さ80 mに達するの木があります。
コーカサス地方に生育することから、コーカサスモミと呼ばれています。
コーカサス地方は、黒海とカスピ海に挟まれた、ロシア・トルコ・ジョージアなどにまたがる地域であり、多様な民族が暮らしています。

モミの木は成長速度はゆっくりの種類が多く、環境によりますが、年に約10~30cmの成長になります。

原産地:黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方に生育

樹高:30~50m程度

育て方

コーカサスモミ

暑い時期には、高温多湿の環境を避け、風通しのよい環境で育ててください。
(特に、苗が若いときや鉢で育成している間は、夏の直射日光を避けてください)
寒い時期は、なるべく-15度以上で育ててください。

水はけのよい土で育て、なるべく粘土質の土は避けてください。
水やりは、土が乾燥しないように、土の上部が乾いたら水を与えます。
(※水の与えすぎは根腐れを招きますので、過度に与えすぎないようにしてください。)
多湿は苦手のため、湿度が高い時期には、湿度が高くない環境(風通しの良い場所など)で管理してください。
連日の雨などの高い湿度になる日には特に注意が必要です。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。

一般的に、マツ科モミ属に属する植物が「モミの木」と呼ばれます。
「モミの木」は世界で約50種類あり、加えて園芸用に生まれた種類も数多くあります。
樹形が円錐状になることが多く、クリスマスツリーとして利用されることが多い種類です。
また、成長がゆっくりであるため、盆栽として利用されることがあります。
多くのモミの木には精油成分があり、消臭や抗菌などの様々な効果が注目されています。

コーカサスモミ

【幼い苗のときや鉢が小さいときの注意点(植物全般)】
夏には強い直射日光や高温の場所を避け、冬には霜や寒風を避けてください。
急な温度・湿度変化にも注意してください。
特に初春等の急激な寒暖差があるときは、寒暖差の影響が少ない環境で育てることを推奨します。

参考画像

コーカサス地方

多くの固有種が存在する地域です。

植物の在庫状況

当店では植物の鉢物や種子を販売しております。



<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

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