インドボダイジュ(印度菩提樹) (フィカス・レリジオーサ) – 取り扱い植物の説明と育て方 – 長寿の木、神聖な木

学名:Ficus religiosa
英名:Bodhi tree

インドボダイジュ(印度菩提樹)

インドボダイジュ(印度菩提樹)とは

インドボダイジュ(印度菩提樹)は葉がハート型で、葉の先端が長く伸びる、可愛くて上品でもある葉をもつ熱帯の木です。
インテリアの観葉植物として育てられたり、熱帯地域ではシンボルツリーとして植樹されています。
仏教の開祖である「ブッダ」が、この木の下で悟りを開いたと信じられる、仏教三大聖樹の一つの神聖な木でもあります。
寿命がとても長い「長寿の木」であり、中には3000年以上生きる木もあるとされます。
インドでは古代より神話や宗教、生活と関わり深く、インド半島で生まれた三大教(仏教やヒンズー教、ジャイナ教)で神聖視されています。
ヒンズー教やジャイナ教の修行者は、この木の下で瞑想をするそうです。
インド南部のタミルナードゥ州の公用語のタミル語では「Arasa Maram (木の王) 」と呼んでいます。
なお、絞め殺しの木(つる植物などの俗称)の一種であり、他の植物や岩に巻き付いて成長することがあるので、周辺の木を絞め殺さないように留意が必要です。

比較的、成長が早くて丈夫であり、育てやすい種類です。

生育地:インドや東南アジアの森林に生育

樹高:10~30m程度

育て方

インドボダイジュ(印度菩提樹)

耐暑性があります。(近年の連日の猛暑等には注意)
冬は寒波に当てず、なるべく、0度以下になりにくい環境で育ててください。

水はけのよい土で育ててください。
水やりは、土の上部が乾いたら水を与えます。
水を切らさないように注意してください。
ただし、土の湿り過ぎは根腐れを引き起こすため、水の与え過ぎには注意してください。

なるべく風通しの良い場所で管理してください。

成長が早く、鉢が小さいと根詰まりしやすいので注意してください。
地植えで大きくなる木のため、地植えするときは、年に数回は適度な高さで葉枝を伐採するなど、成長しすぎないように管理が必要です。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。

インドボダイジュ(印度菩提樹)

参考画像

紀元前2700年のゴブレット

モチーフはボダイジュとされています。

種子販売について


<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

育つ様子や育成例の記事

インドボダイジュ(印度菩提樹)の育成の様子を紹介

上記の記事ではインドボダイジュ(印度菩提樹)の育つ様子や育成例、個性や魅力を紹介しています。

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