オーストラリアバオバブ – 長寿の木 – 取り扱い植物の説明と育て方

学名:Adansonia gregorii
英名:Boab

オーストラリアバオバブ

オーストラリアバオバブとは

オーストラリアバオバブはオーストラリアに生育する唯一のバオバブであり、バオバブの中でも小型の種類です。
インテリアの観葉植物として人気の植物であり、盆栽仕立てとしても人気があります。
長寿の木であり、数百年生きるとされ、1,000年以上生きている木も存在するといわれています。
かつて、アボリジニは水源として利用したり、果実や葉・樹皮を食用や薬用にしました。
また、根を染料にしたり、樹皮を糸にするなど、様々な用途で利用されてきました。
成長すると幹の中が空洞になることがあります。
西オーストラリア州には「監獄の木」と呼ばれる木があり、囚人を空洞に収容することがありました。
一部の国では、お菓子作り等で利用される「クリームタータ」の原料としても利用されています。

原産地:オーストラリアに生育

樹高:5~15m程度

育て方

オーストラリアバオバブ

暑さには強いですが、寒さには弱く、なるべく5度以上の環境で管理ください。
冬は寒波に当てず、霜がかからない環境で育ててください。

水はけのよい土で育て、なるべく粘土質の土は避けてください。
乾燥には強いものの、春から秋の成長期には水を早く吸うことがあるため、土の上~中部が乾いたら水を与えます。
過度な土の湿りすぎは根腐れを引き起こすため、注意してください。
冬は水やりをほとんど必要せず、水やりは最低限(月に1~2回)で構いません。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。

【幼い苗のときや鉢が小さいときの注意点(植物全般)】
夏には強い直射日光や高温の場所を避け、冬には霜や寒風を避けてください。
急な温度・湿度変化にも注意してください。
特に初春等の急激な寒暖差があるときは、寒暖差の影響が少ない環境で育てることを推奨します。

植物の在庫状況

当店では植物の鉢物や種子を販売しております。



<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

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