ニアウリ(メラレウカ・クインクエネルヴィア) – エッセンシャルオイルで有名 – 取り扱い植物の説明と育て方

学名:Melaleuca quinquenervia
シノニム:Melaleuca quinquinerva
英名:Niaouli

ニアウリ

ニアウリとは

ニアウリは爽快感あふれる香りのエッセンシャルオイルとして有名な、ブラシ状の白い花を咲かせる、オージープランツです。
精油は香水や化粧品、薬用、食品の香料、虫忌避などの様々な用途で使用されています。
香りの良い花は、甘みのある飲料として利用されたり、ハチミツ用としても利用されています。
メラレウカでは珍しく、コアラが食べる種類でもあります。
紙のような樹皮は、食べ物を焼くときの包みとして伝統的に使用されてきました。
生育地では、川沿いや河口近くの平地や湿地などに生育し、浸水にも耐えます。
種小名の「クインクエネルヴィア」は、ラテン語で「quinque(5)」と「nervus(葉脈)」を意味し、特徴的な五本の葉脈を表しています。

原産地:オーストラリア東部や北東部、パプアニューギニアに生育

樹高:8~15m程度

育て方

ニアウリ

暑さには強いですが、寒さには若干弱いため、なるべく0度以上で管理ください。
冬は寒波に当てず、霜がかからない環境で育ててください。

様々な土壌で育ちますが、水はけのよい土で育てるのが望ましいです。
水やりは、水を切らさないように土の上部が乾いたら水を上げます。
土の湿りすぎは根腐れを引き起こすため、水のやりすぎには注意してください。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。

【幼い苗のときや鉢が小さいときの注意点(植物全般)】
夏には強い直射日光や高温の場所を避け、冬には霜や寒風を避けてください。
急な温度・湿度変化にも注意してください。
特に初春等の急激な寒暖差があるときは、寒暖差の影響が少ない環境で育てることを推奨します。

植物の在庫状況

当店では植物の鉢物や種子を販売しております。



<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

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