学名:Yucca filamentosa
英名:Adam’s needle and thread
ユッカ・フィラメントーサとは
ユッカ・フィラメントーサは葉の縁からの白い巻き毛(フィラメント)が特徴的な、コンパクトなユッカです。
葉は、短剣のようなシャープな葉が放射状にシュッと伸びます。
日本では「イトラン」とも呼ばれ、英名では「アダム・ニードル・スレッド(アダムの針と糸)」とも呼ばれます。
幹が短く、他のユッカのように幹がニョキニョキと伸びることがありません。
かつて、ネイティブアメリカンは根の成分を使って魚を気絶させたり、衣服を洗うための石鹸や薬用などで利用しました。
種子名の「フィラメントーサ」は、ラテン語で「糸のような」を意味し、フィラメントを表しています。
生育地:アメリカ南東部の砂漠や海岸の砂丘、草原、岩地などに生育
樹高:3~5m程度
育て方
耐暑性があります。
寒い時期は、おおよそ-20度以上で育ててください。
土は乾燥気味にし、土の上~中部が乾いた水を与えます。
春から秋の成長期には、水を早く吸うことがあるため、水を完全に切らさないように注意します。
冬などは、水を吸う速度は遅くなりますので、それを考慮して、水やりは最低限にします。
過度な土の湿りすぎは植物を弱らせるため、注意してください。
夏などの高温多湿は好まないため、空気が滞留する場所は避け、多湿にならないよう風通しの良い場所で管理ください。
梅雨などの連日の雨には特に注意してください。
冬を含め、年中、日当たりの良い明るい環境で育てることが望ましいです。
※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。
種子 : 少なめ
<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。