学名:Acacia iteaphylla
英名:Port Lincoln wattle, Flinders Range wattle
アカシア・イテアフィラとは
アカシア・イテアフィラは細長い柳葉と枝垂れる樹形が特徴的なアカシア(ミモザ)です。
アカシアの中では、小型な種類であり、大きく成長しても5m程度です。
黄色い穂状の沢山の花を咲かせ、枝垂れ花にもなります。
種小名の「イテアフィラ」は、ギリシア語の「柳」と「葉」を示しています。
乾燥にも強く、耐寒性や耐塩性があり、庭園の生垣や防風林としても利用されることがあります。
オーストラリアの雄大な峡谷として知られるフリンダース山脈(Flinders Ranges)にも分布することから、フリンダースレンジ・ワトルとも呼ばれます。
生育地:南オーストラリアの山地や丘、小川沿いの砂や岩の土壌などに生育
樹高:3~5m程度
育て方
耐暑性があります。
寒い時期は、強い寒波に当てず、おおよそ-5度以上で育ててください。
様々な土壌で育てられますが、水はけのよい土で育てることが望ましいです。
水やりは、水を切らさないように、土の上部が乾いたら水を与えます。
土の湿り過ぎは根腐れを引き起こすため、水の与え過ぎには注意してください。
なるべく風通しの良い場所で管理してください。
冬を含め、年中、日当たりの良い明るい環境で育てることが望ましいです。
アカシアはマメ科の植物であり、一般的に、空気中から窒素を固定して、生育に利用します。
そのため、窒素が多く含む肥料や培養土は避けてください。
肥料を過度に与えすぎると、逆に、弱らせることになりますので、注意してください。
肥料を与える場合には、窒素が少ない肥料を年に1~2回程度、控えめに与えると良いでしょう。
※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。
種子 : 在庫あり
<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。