ドリアンテス・エクセルサ (ガイミア・リリー(ユリ)) – 取り扱い植物の説明と育て方 – リュウゼツラン

学名:Doryanthes excelsa
英名:Gymea lily

ドリアンテス・エクセルサ

ドリアンテス・エクセルサとは

ドリアンテス・エクセルサは葉がロゼット状に生える、リュウゼツランに似た観葉植物です。
開花には10年以上かかり、花芽は4~6mにも成長し、見事な赤い花を咲かせます。
見事な花を咲かせることから、日本の植物園に植えられているドリアンテスの開花時にはニュースにもなりました。
香りのある花はエッセンシャルオイルとしても利用されることがあります。
かつて先住民は花や根を食用、葉を生活用品などに利用しました。
「ガイミア・リリー(ユリ)」とも呼ばれ、先住民が名付けた名前に由来します。
オーストラリアのシドニー郊外には本種が多く生育し、シドニー郊外にある地域「ガイミア」は、本種をもとに名付けられました。
属名の「ドリアンテス」はギリシア語の「槍」と「花」に由来し、種小名の「エクセルサ」はラテン語の「高い」「高尚な」に由来します。

生育地:オーストラリア南東部の沿岸地域の山地の森林に生育

樹高:1~3m程度

育て方

ドリアンテス・エクセルサ

耐暑性があります。(近年の連日の猛暑等には注意)
冬は寒波に当てず、なるべく、0度以下になりにくい環境で育ててください。

水はけのよい土で育て、過度に水持ちする土は避けてください。
水やりは、土をやや乾燥気味にし、土の上~中部が乾いたら水を与えます。
土の湿り過ぎは生育を遅らせたり、弱らせることがありますので、注意してください。 
特に若木のときは、大雨や長雨には当てないように管理します。

夏などの高温多湿は好まないため、空気が滞留する場所は避け、多湿にならないよう風通しの良い場所で管理ください。
梅雨などの連日の雨には特に注意してください。

冬を含め、年中、日当たりの良い明るい環境で育てることが望ましいです。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。



<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

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