コショウボク (ペルーペッパー) – 取り扱い植物の説明と育て方 – ピンクペッパーの木

学名:Schinus molle
英名:Pepper tree, Peruvian pepper

コショウボク

コショウボクとは

コショウボクは赤い木の実は「ピンクペッパー」の一種類として知られる、南アメリカの植物です。
南アメリカの人々と関わりが深く、観賞用や、食用、薬用、染色、伝統儀式などで利用されています。
「ピンクペッパー」は木の実を乾燥させた香辛料であり、コショウ(ペッパー)の実と似ていたことから名付けられました。
※ピンクペッパーは、3種類の香辛料を表す名前であり、「コショウボク」はその一種類です。
アンデス地域で繊維の天然染色にも使用され、伝統的な儀式で用いられたり、かつてはインカ人はミイラ化で葉の油を使用したそうです。
種小名の「molle」はラテン語の「molle(柔らかい)」が語源ではなく、ペルーの先住民族の言葉「mulli 」が語源と考えられています。

比較的、丈夫であり、育てやすい種類です。

生育地:南アメリカの砂漠や草原、森林などに生育

樹高:10~15m程度

育て方

コショウボク

耐暑性があります。(近年の連日の猛暑等には注意)
冬は寒波に当てず、なるべく、0度以下になりにくい環境で育ててください。

水はけのよい土で育ててください。
水やりは、土の上部が乾いたら水を与えます。
ただし、土の湿り過ぎは根腐れを引き起こすため、水の与え過ぎには注意してください。

特に若木のときは、長雨の間や後に、土の湿り過ぎや多湿により、弱ったり、萎れる可能性があります。
長雨の時期は、雨が当たらず、ジメジメしない場所に移動ください。
成長すれば、水の吸収も早くなり、ある程度の耐性が付くようになります。

なるべく風通しの良い場所で管理してください。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。

参考画像

ピンクペッパーのイメージ画像

種子販売について


<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

育つ様子や育成例の記事

コショウボクの育成の様子を紹介

上記の記事ではコショウボクの育つ様子や育成例、個性や魅力を紹介しています。

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