植物の説明・育て方の解説について掲載している植物の一覧です。
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ユーカリの一覧
レモンユーカリ 別名:ユーカリ・シトリオドラ
学名:Corymbia citriodora
syn:Eucalyptus citriodora
レモンユーカリは長い葉を持ち、葉からレモンのような強い香りがするユーカリです。
エッセンシャルオイルや香水として有名な植物です。
ハーブ木として人気があり、葉枝は花束やウォールデコにも利用されます。
オーストラリア北東部に生育しており、樹高は約10~30mになります。
ユーカリ フラワーガム 別名:コリンビア・フィキフォリア
学名:Corymbia ficifolia
ユーカリ フラワーガムは赤色(オレンジ色)の花と、濃い緑色の卵型の葉をもつ小~中型のユーカリです。
オーストラリアなどでは観賞用として人気であり、庭園の木や街路樹として植樹されています。
西オーストラリア南部に生育しており、樹高は約5~20mになります。
ユーカリ スポットガム 別名:コリンビア・マキュラータ
学名:Corymbia maculata
ユーカリ スポットガムはスポットガム(斑点ユーカリ)と呼ばれ、斑点があるような樹皮をもつ大型のユーカリです。
樹皮がパッチ状に剥がれ落ちると、白い滑らかな木肌が現れます。
街路樹として植樹されたり、ハチミツ用、木材用としても利用されています。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約20~60mになります。
ユーカリ・セトーサ 別名:デザート・ブラッドウッド、コリンビア・セトーサ
学名:Corymbia setosa
ユーカリ・セトーサは明るい黄緑色の卵型の葉をもち、「剛毛」が特徴的な小型のユーカリです。
葉芽や茎には剛毛があり、ザラザラとした質感になります。
白い花を咲かせた後には、特徴的な壺型の実がなります。
オーストラリア北東部に生育しており、樹高は約2~4mになります。
ユーカリ オレンジガム 別名:ユーカリ・バンクロフト
学名:Eucalyptus bancroftii
ユーカリ オレンジガムは厚みのあるレモン型の葉をもつ、中~大型のユーカリです。
年月で樹皮が剥がれると、オレンジ色の木肌が現れ、やがてグレーブラウンになります。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約15~30mになります。
ユーカリ・ブルーボックス 別名:ユーカリ・バウエリアナ
学名:Eucalyptus baueriana
ユーカリ・ブルーボックスは緑色の丸い葉と、滑らかな白茶色の樹皮をもつユーカリです。
ラウンドリーフ(丸い葉)ボックスとも呼ばれ、丸葉が特徴的です。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約10~20mになります。
ユーカリ・アップルボックス 別名:ユーカリ・ブリジシアナ
学名:Eucalyptus bridgesiana
syn:Eucalyptus stuartiana
ユーカリ・アップルボックスは青緑色の葉と、滑らかなホワイトグレーの樹皮をもつユーカリです。
ハート型に見える葉をもち、鑑賞用としても人気があります。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約10~25mになります。
ユーカリ・カエシア
学名:Eucalyptus caesia ssp. caesia
ユーカリ・カエシアは赤い花を咲かせ、丸っぽい葉と、赤褐色の樹皮をもつユーカリです。
大きく成長すると葉枝は枝垂れる樹形になります。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約2~15mになります。
ユーカリ・ケリー
学名:Eucalyptus caleyi
ユーカリ・ケリーは白い花を咲かせ、青みを帯びた丸っぽい葉と、やや赤みを帯びた幹をもつユーカリです。
灰黒色の硬い樹皮をもち、アイアンバーク(鉄の樹皮)とも呼ばれます。
オーストラリア東部や南東部に生育しており、樹高は約20~30mになります。
ユーカリ・カマルドレンシス 別名:リバーレッドガム
学名:Eucalyptus camaldulensis
ユーカリ・カマルドレンシスは白色の花を咲かせ、槍状の長い葉と赤褐色や白灰色の鮮やかな樹皮をもつユーカリです。
葉は鮮やかな緑色ですが、寒い時期には赤色の美しい色合いに紅葉します。
オーストラリアに生育しており、樹高は約20~50mになります。
ユーカリ・カンフォラ 別名:スワンプガム
学名:Eucalyptus camphora
ユーカリ・カンフォラは白い花を咲かせ、青みがかった大きめのハート型の葉を持つユーカリです。
「スワンプガム(沼や沢のユーカリ)」とも呼ばれます。
「カンフォラ」は強い香りを持つ物質「カンファー(樟脳)」に由来します。
オーストラリア東部や南東部に生育しており、樹高は約10~20mになります。
ユーカリ・セルヌア 別名:レッドフラワー・モールト
学名:Eucalyptus cernua
ユーカリ・セルヌアは赤色の花を咲かせ、槍状の葉をもつ、小型のユーカリです。
観賞用としてや、はちみつ用の木としても植えられています。
「セルヌア」はラテン語の「地面に向かってうなづくこと」に由来し、下向きに咲く花を示します。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約1~3mになります。
ユーカリ・クロロクラダ 別名:バラディンレッドガム
学名:Eucalyptus chloroclada
ユーカリ・クロロクラダは黄色の蕾から白い花が咲き、明るい青緑色の葉をもつユーカリです。
若い枝は黄緑色から赤色に変わり、濃い赤色へと変化していきます。
寒い時期には葉は紅葉して、濃い赤褐色(パープル色)の色合いになります。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約10~20mになります。
ユーカリ銀丸葉 別名:ユーカリ・シネレア
学名:Eucalyptus cinerea
ユーカリ銀丸葉は銀色を帯びた青緑色の葉をもつユーカリです。
白銀色の美しい色合いから、観賞用の植物や、花束の素材として人気がある種類です。
花束としても主張しすぎない色合いと葉の形から、主役の花を引き立てます。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約5~30mになります。
ユーカリ・クロエジアナ 別名:クイーンズランド・メスメート
学名:Eucalyptus cloeziana
ユーカリ・クロエジアナは長く細長い葉と、白灰色の樹皮をもつ中型のユーカリです。
明るい緑色の葉は、葉は最初は丸みのある楕円形です。
成長するに従って、葉枠が変化し、やがて長細くなります。
オーストラリア北東部に生育しており、樹高は約10~30mになります。
ユーカリ・コンフェルミナータ 別名:ボールド・アイランド・マーロック
学名:Eucalyptus conferruminata
ユーカリ・コンフェルミナータはフサフサした花を咲かせ、奇妙な蕾や果実をもつ小~中型のユーカリです。
多くの細長い蕾を伸ばして、花を咲かせた後には、蕾・果実は幅が5センチ前後の球形になります。
西オーストラリア南西部やルシェルシュ諸島などの島々に生育しており、樹高は約3~8mになります。
ユーカリ・コルダータ・クアドラングロサ 別名:ハートリーフ・シルバーガム
学名:Eucalyptus cordata ssp. quadrangulosa
ユーカリ・コルダータ・クアドラングロサは薄い白銀色を帯びたハート形の葉をもつユーカリです。
「コルダータ」はラテン語の「ハート型」に由来します。
「コルダータ」の亜種になり、違いは、枝断面が四角、幼葉がより尖り、大きめの花・実をもつとされます。
オーストラリアのタスマニア島に生育しており、樹高は約3~20mになります。
ユーカリ・コルヌータ
学名:Eucalyptus cornuta
ユーカリ・コルヌータは長い角のような蕾をもち、栗のトゲトゲのような黄色の花を咲かせるユーカリです。
「コルヌータ」はラテン語の「角のある」に由来し、蕾を示しています。
木材は、非常に硬くて強い木材の一つとされます。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約10~20mになります。
ユーカリ・クルキス
学名:Eucalyptus crucis
ユーカリ・クルキスは白青色を帯びた、丸い栗型の葉を持つ小~中型のユーカリです。
赤色を帯びた白色の蕾から、クリーム色の花を咲かせます。
「ミニリッチ」とも呼ばれる樹皮をもち、フロークが剥がれて巻き毛のコートのようになります。
西オーストラリアに生育しており、樹高は約2~15mになります。
ユーカリ・キペロカルパ 別名:マウンテン・グレイ・ガム、モンキー・ガム
学名:Eucalyptus cypellocarpa
ユーカリ・キペロカルパは鮮やかな緑色の葉と滑らかな樹皮をもつ大型のユーカリです。
キペロカルパは「カップフルーツ」を意味し、果実の形を示します。
木材は耐久性があり、建物やインフラに利用されることがあります。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約50~65mになります。
ユーカリ・ダルリンプレナ 別名:マウンテンホワイト・ガム
学名:Eucalyptus dalrympleana
ユーカリ・ダルリンプレナは滑らかな白色の樹皮と長葉をもつユーカリです。
淡い色合いの木材は耐久性があり、建具や家具などに利用されることがあります。
英国王立園芸協会からは庭での植栽で優れた植物だと評価されています。
オーストラリア南東部やタスマニア島に生育しており、樹高は約20~40mになります。
レインボー・ユーカリ 別名:ユーカリ・デグルプタ
学名:Eucalyptus deglupta
レインボー・ユーカリは樹皮が剥がれると、ネオングリーンの木肌から、レインボーカラーのような多彩な色に変化するユーカリです。
ユーカリとしては珍しく、東南アジアの熱帯雨林に生育しています。
パプアニューギニアやフィリピン、インドネシアに生育しており、樹高は約30~70mになります。
ユーカリ・エレモフィラ 別名:サンドマリー
学名:Eucalyptus eremophila
ユーカリ・エレモフィラは特徴的な長細い蕾と、大きめの花を咲かせる小型のユーカリです。
生育地では、平原や丘などの砂質の土壌で見られます。
種小名「エレモフィラ」はギリシャ語「エレミ(砂漠)」 と「フィロス(愛する)」に由来します。
オーストラリア西部に生育しており、樹高は約2~8mになります。
ユーカリ・エリスロコリス 別名:レッドキャップガム
学名:Eucalyptus erythrocorys
ユーカリ・エリスロコリスは真紅の蕾から黄色い花を咲かせる、ユーカリです。
特徴的な蕾から、「レッドキャップガム(赤いキ帽子のユーカリ)」とも呼ばれます。
オーストラリアでは観賞用の植木や庭園の木、街路樹として人気がある種類です。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約3~10mになります。
ユーカリ・フォエクンダ 別名:ナローリーフ・レッドマリー
学名:Eucalyptus foecunda
ユーカリ・フォエクンダはクリーム色の沢山の花を咲かせ、細葉を持つ小型のユーカリです。
種小名の「フォエクンダ」は「多産な花芽 」を意味し、たくさんの花を咲かせることを示します。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約3~5mになります。
ユーカリ・フォレスチアーナ 別名:フクシア・マリー
学名:Eucalyptus forrestiana
ユーカリ・フォレスチアーナは特徴的な赤と黄色の花を咲かせる小型のユーカリです。
振り子のような実と花をもち、庭園の木や街路樹として植樹されています。
塩湖周辺の砂地や平原で生育しています。
西オーストラリア南部に生育しており、樹高は約2~6mになります。
ユーカリ・ガモフィラ
学名:Eucalyptus gamophylla
ユーカリ・ガモフィラはツキヌキ状の葉をもつ、砂漠の小型ユーカリです。
(個体差や育成環境でツキヌキ状にならない場合もあります。)
「ガモフィラ」は「結婚・和合」と「葉」に由来します。
「ブルーリーフ・マリー」ともよばれ、葉は銀色を帯びた青緑色です。
オーストラリア西部や中央部に生育しており、樹高は約1.5~7mになります。
ユーカリ・ギリー
学名:Eucalyptus gillii
ユーカリ・ギリーは青みのある緑色の卵型の葉を持つ、小型のユーカリです。
オーストラリアでは、園芸用や、花束の素材として利用されることがあります。
南オーストラリアの内陸部に生育しており、樹高は約3~6mになります。
ユーカリ・グラウケスケンス 別名:ティングリング・ガム
学名:Eucalyptus glaucescens
ユーカリ・グラウケスケンスは白みのある青緑色の丸葉をもつ中型のユーカリです。
魅力的な葉枝に加え、木肌は白褐色やネイビーグリーンなどの独特な色合いをもちます。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約10~30mになります。
ユーカリ・グロブルス
学名:Eucalyptus globulus ssp. globulus
syn:Eucalyptus globulus
ユーカリ・グロブルスは香水やエッセンシャルオイルとして有名なユーカリです。
香料や薬用、お茶、ハチミツ用の花としても利用されています。
若い葉は白みがかった明るい青緑色の葉になり、爽やかな印象です。
オーストラリア南東部やタスマニア島に生育しており、樹高は約20~50mになります。
ユーカリ・グロブルス・マイデニー 別名:メイデンガム
学名:Eucalyptus globulus ssp. maidenii
ユーカリ・グロブルス・マイデニーは香水やエッセンシャルオイルとして有名なユーカリです。
「ユーカリ・グロブルス」の亜種になり、違いは花芽の付き方です。
若い葉は白みがかった明るい青緑色の葉になり、爽やかな印象です。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約20~50mになります。
ユーカリ・ゴニオカリックス
学名:Eucalyptus goniocalyx
ユーカリ・ゴニオカリックスは鮮やかな緑色のやや厚みのある丸葉をもつ小~中型のユーカリです。
葉枝から抽出されるエッセンシャルオイルは様々な用途に利用されます。
絶滅危惧のある危急種であり、数は減少しています。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約10~15mになります。
ユーカリ・クルセアナ
学名:Eucalyptus kruseana
ユーカリ・クルセアナは銀白色を帯びた丸みのある葉を持つ小型のユーカリです。
華やかなクリームイエローの花を咲かせます。
美しい色合いから、観賞用として庭園に植えられたり、花束の素材としても使われています。
西オーストラリア南部に生育しており、樹高は約2~4mになります。
ユーカリ・ムーンラグーン
学名:Eucalyptus latens moon lagoon
ユーカリ・ムーンラグーンは白銀色を帯びた可愛らしい小葉が美しい、小型のユーカリです。
若い枝の色の変化は葉の色とのコントラストがあります。
観賞用として植えられたり、花束の素材として利用されます。
「ムーンラグーン」は英語の「月の潟湖」を意味し、趣のある名前です。
ユーカリ・レーマニー
学名:Eucalyptus lehmannii
ユーカリ・レーマニーは奇妙な長細い蕾や花をもつ小型のユーカリです。
たくさんの指が生えた手のような奇妙な蕾群を伸ばし、ふさふさした黄緑色の花を咲かせます。
果実も独特な外見になります。
西オーストラリア南部に生育しており、樹高は約3~5mになります。
ユーカリ・マカルトゥ 別名:パディーリバーボックス
学名:Eucalyptus macarthurii
ユーカリ・マカルトゥは小さな雪のような花を咲かせるユーカリです。
一般的なユーカリの香りとは少々異なる、フルーティーな香りの精油が抽出されます。
絶滅危惧種に指定されているユーカリです。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約30~40mになります。
ユーカリ・マクランドラ
学名:Eucalyptus macrandra
ユーカリ・マクランドラは奇妙な長細い蕾や花をもつ小型のユーカリです。
1房から最大で30以上の細長い奇妙な蕾を伸ばし、淡い黄色の花を咲かせます。
果実も独特な外見になります。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約2~8mになります。
ユーカリ・マクロカルパ
学名:Eucalyptus macrocarpa
ユーカリ・マクロカルパは大ぶりの赤い花を咲かせ、銀色を帯びた卵型の葉をもつ、小型のユーカリです。
美しい葉枝に加えて、大ぶりの花や果実が特徴的です。
種小名の「マクロカルパ」は、ギリシア語の「大きい果実」に由来します。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約1~8mになります。
ユーカリ・マージナータ 別名:ジャラ、スワン・リバー・マホガニー
学名:Eucalyptus marginata
ユーカリ・マージナータは白い花を咲かせ、槍状の葉をもつ、大型のユーカリです。
深みのある赤みと美しい木目から家具や楽器に利用されます。
蜂蜜用として有名で、黒蜜のような味わいの蜂蜜は、ジャラハニーとして流通しています。
西オーストラリアの南西部に生育しており、樹高は約30~50mになります。
ユーカリ・メラノフロイア
学名:Eucalyptus melanophloia
ユーカリ・メラノフロイアは白銀色を帯びた卵型の葉の、小~中型のユーカリです。
日照・環境によっては、ミントグリーンの葉にもなり、美しい色合いです。
「メラノフロイア」は「黒い樹皮」を意味し、 粗くて硬い鉄色の樹皮を示しています。
オーストラリア北東部に生育しており、樹高は約4~20mになります。
ユーカリ・イエローボックス 別名:ユーカリ・メリオドラ
学名:Eucalyptus melliodora
ユーカリ・イエローボックスは甘い香りの白い花を咲かせ、白銀色を帯びた長細い葉をもつユーカリです。
「ハニー・ボックス(蜂蜜のユーカリ)」とも呼ばれ、ハチミツ用の花としても利用されています。
「メリオドラ」は「蜂蜜」と「甘い香り」を意味します。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約15~30mになります。
ユーカリ・モーレイ・ナナ
学名:Eucalyptus moorei nana
ユーカリ・モーレイ・ナナは明るい緑色の長葉をもつ小型のユーカリです。
大きくならないため、オーストラリアでは庭園の木としても利用されています。
「ナナ」はラテン語で「小人」を意味します。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約2~5mになります。
ユーカリ・ネグレクタ 別名:オメオガム
学名:Eucalyptus neglecta
ユーカリ・ネグレクタは鮮やかな青緑色の葉をもつ、小~中型のユーカリです。
大きなボリュームある葉が特徴的です。
耐寒性があり、明るい日陰であれば育つ、珍しい性質もあります。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約5~10mになります。
ユーカリ・ニテンス 別名:シャイニングガム
学名:Eucalyptus nitens
ユーカリ・ニテンスは白色を帯びたライトグリーンの明るい葉を持ち、甘い香りをもつユーカリです。
シャイニングガム(輝くユーカリ)と呼ばれ、光沢のある葉や蕾、白褐色の樹皮を持ちます。
香りが強く、成長速度も早いので、ハーブとして花瓶で飾るのもおすすめです。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約50~80mになります。
ユーカリ・ノートニ
学名:Eucalyptus nortonii
ユーカリ・ノートニは白みのある青緑葉をもつ、中型のユーカリです。
幼い葉は赤みのある白い葉で、青みのある色合いへと変化します。
寒くなるときの、白みを帯びた紅葉は、独特の色合いです。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約10~15mになります。
ユーカリ・ヌタンス 別名:レッドフラワーモート
学名:Eucalyptus nutans
ユーカリ・ヌタンスは赤い花を咲かせる、小~中型のユーカリです。
西オーストラリア州政府から希少種(絶滅危惧種)として指定されています。
種子名の「ヌタンス」はラテン語の「うなづく」を意味し、花の付き具合いを示しています。
西オーストラリアに生育しており、樹高は約4~10mになります。
ユーカリ・オルビフォリア 別名:ハートリーフユーカリ
学名:Eucalyptus orbifolia
ユーカリ・オルビフォリアは青みのあるハート形の葉を持つ、小~中型のユーカリです。
ハートリーフユーカリは、この種類を指すこともあれば、別の種類のこともあります。
西オーストラリア南西部の内陸部に生育しており、樹高は約3~8mになります。
ユーカリ・パキフィラ
学名:Eucalyptus pachyphylla
ユーカリ・パキフィラは青みのある卵型の葉と、赤い蕾・白い花を咲かせる小型のユーカリです。
蕾は、開花時期が近づくと、紅色に染まることが特徴的です。
「パキフィラ」は、ギリシャ語の「厚い葉」に由来します。
西オーストラリアや中部の内陸部に生育しており、樹高は約2~5mになります。
ユーカリ・パウシフローラ 別名:スノーガム、ホワイトサリー
学名:Eucalyptus pauciflora
ユーカリ・パウシフローラ はオーストラリアのアルプスでの厳しい冬を生き抜くユーカリです。
マイナス20度以上の極寒にも耐えるといわれています。
ブルーグリーンの長葉と、滑らかな樹皮をもち、白い花を咲かせます。
オーストラリア南東部やタスマニア島に生育しており、樹高は約5~20mになります。
ユーカリ・ピペリータ 別名:シドニー・ペパーミント
学名:Eucalyptus piperita
syn:Eucalyptus tetragona
ユーカリ・ピペリータはペパーミントに似た香りをもつユーカリです。
シドニー・ペパーミントとも呼ばれ、エッセンシャルオイルとして利用されます。
種小名の「ピペリータ」は、ペパーミント(英名はピペリータ)に由来します。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約10~20mになります。
ユーカリ・プレウロカルパ 別名:テトラゴナ
学名:Eucalyptus pleurocarpa
ユーカリ・プレウロカルパは白銀色を帯びた厚みのある葉、純白を感じさせる色合いの実や葉枝をもつユーカリです。
園芸用のユーカリとして、日本でもとても人気があります。
生花やドライ素材としても、花束やインテリア品として利用されています。
西オーストラリア南部に生育しており、樹高は約2~5mになります。
ユーカリ・ポリブラクテア 別名:ブルーリーフ・マリー
学名:Eucalyptus polybractea
ユーカリ・ポリブラクテアはエッセンシャルオイルで有名な、香りの強いユーカリです。
エッセンシャルオイルとしてアロマ用や薬用、抗菌や消臭用などに広く利用されています。
細長い青緑色の葉をもつことも特徴的です。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約5~8mになります。
ユーカリ・ポプルネア 別名:ポプラ・ボックス
学名:Eucalyptus populnea
ユーカリ・ポプルネアはポプラの葉に似た、丸みのある葉を持つユーカリです。
ハチミツ用の花として用いられるほか、コアラが食べるユーカリの一種類としても知られています。
種小名の「ポプルネア」はラテン語の「ポプラのような」を意味します。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約10~20mになります。
ユーカリ・プレイシアナ 別名:ベルフルーツ・マリー
学名:Eucalyptus preissiana
ユーカリ・プレイシアナは黄色の花を咲かせ、卵型の青緑色の葉をもつ小型のユーカリです。
蕾(キャップ)は赤みがありますが、中からは見事な黄色の花が花開きます。
カラフルな色合いであり、オーストラリアでは園芸用や庭木用として植えられています。
西オーストラリア南部に生育しており、樹高は約2~5mになります。
ユーカリ・プルケラ 別名:ホワイト・ペパーミント
学名:Eucalyptus pulchella
syn:Eucalyptus linearis
ユーカリ・プルケラはヤナギのような細長い葉をもち、枝垂れるユーカリです。
「ホワイトペパーミント」とも呼ばれ、白褐色の木肌と、ペパーミント系の香りをもちます。
「プルケラ」はラテン語の「美しい」を意味し、樹冠を示すと考えられます。
オーストラリアのタスマニア島に生育しており、樹高は約10~20mになります。
ユーカリ銀世界 別名:ユーカリ・プルベルレンタ
学名:Eucalyptus pulverulenta
ユーカリ銀世界は白銀色を帯びた青緑色の、丸みのある葉をもつ、小~中型のユーカリです。
美しい色合いの葉枝や実をもち、花束の素材やインテリア装飾として、とても人気の種類です。
ユーカリの中でも香りは強く、葉枝には爽やかな香りをもちます。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約5~10mになります。
ユーカリ・ベイビーブルー
学名:Eucalyptus pulverulenta baby blue
ユーカリ・ベイビーブルーは白銀色を帯びた、コンパクトな丸葉が魅力的な小型のユーカリです。
香りも強く、やや甘く爽やかな香りをもちます。
「ユーカリ銀世界」の園芸種であり、ベイビーブルーは成長しても葉が大きくなりません。
ユーカリ・ピリフォルミス
学名:Eucalyptus pyriformis
ユーカリ・ピリフォルミスは垂れ下がった花を咲かせることが特徴的なユーカリです。
独特の花をもち、干ばつや軽い霜にも耐え、観賞用としても植えられています。
「ピリフォルミス」はラテン語で「洋ナシの形」を意味し、蕾の形を示しています。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約1.5~5mになります。
ユーカリ・ラディアータ 別名:ユーカリ・ペパーミント
学名:Eucalyptus radiata ssp. radiata
syn:Eucalyptus radiata
ユーカリ・ラディアータはエッセンシャルオイルや香水として有名なユーカリです。
ペパーミントに似た、爽やかでマイルドな香りをもちます。
明るい青緑色の細長い葉をもち、涼し気な様子を感じさせる外見です。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約10~50mになります。
ユーカリ・レグナンス 別名:マウンテン・アッシュ
学名:Eucalyptus regnans
ユーカリ・レグナンスはユーカリの中で最も樹高の高いユーカリです。
「レグナンス」は「君臨する」の意味に由来します。
木材はタスマニアオークとも呼ばれ、建築用や製紙等に広く利用されます。
オーストラリア南東部やタスマニア島に生育しており、樹高は約70~110mになります。
ユーカリ・レニフェラ 別名:レッド・マホガニー
学名:Eucalyptus resinifera
ユーカリ・レニフェラは槍状の葉を持つ、大型のユーカリです。
木材は硬くて重く耐久性があることから、建設用などに用いられています。
コアラの食べる木のユーカリとしても知られています。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約30~50mになります。
ユーカリ・リズドニー 別名:リズドンペッパーミント
学名:Eucalyptus risdonii
ユーカリ・リズドニーは白銀色を帯びた色合いのツキヌキ状の葉をもつユーカリです。
(個体差や環境で、ツキヌキ状にならない場合もあります。)
リズドン・ペッパーミントとも呼ばれ、ペパーミント系の香りをもちます。
オーストラリアのタスマニア島に生育しており、樹高は約5~8mになります。
ユーカリ・ルビダ 別名:キャンドル・バーク
学名:Eucalyptus rubida
ユーカリ・ルビダは丸身のある卵型の葉と、赤みの帯びた枝や樹皮を持つ、中~大型のユーカリです。
キャンドル・バーグ(蝋燭の樹皮)と呼ばれ、樹皮(剥がれ具合)を表した名前と考えられます。
オーストラリア南東部やタスマニア島に生育しており、樹高は約10~40mになります。
ユーカリ・ルディス
学名:Eucalyptus rudis
ユーカリ・ルディスは明るい緑色の葉をもつ、中~大型のユーカリです。
最初、葉端はギザギザした長細い葉ですが、大きめの卵型の葉にになっていきます。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約5~20mになります。
ユーカリ・サリグナ 別名:シドニー・ブルーガム
学名:Eucalyptus saligna
ユーカリ・サリグナはスリムな卵型の葉を持ち、整った樹形になるユーカリです。
夏の終わりにかけて紅葉し、赤みのある美しい色合いになるのも魅力的です。
真っ直ぐに成長し、葉枝が放射状に伸びるので、整った樹形になります。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約30~50mになります。
ユーカリ・シデロキシロン 別名:レッド・アイアンバーグ
学名:Eucalyptus sideroxylon
ユーカリ・シデロキシロンは青みを帯びた細長い葉をもつユーカリです。
「レッド・アイアンバーク(赤い鉄の樹皮)」とも呼ばれ、樹皮の様子を表しています。
蜂蜜用の花として利用されるほか、エッセンシャルオイルとしても利用されています。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約20~30mになります。
ユーカリ・スパスラータ 別名:ナローリーフ・ギムレット
学名:Eucalyptus spathulata
ユーカリ・スパスラータは青みを帯びた細長い葉と、長い花芽が特徴的な、小型のユーカリです。
干ばつや塩分を含む土壌にも耐え、庭園の木や防風木として植えられています。
「スパスラタ」はラテン語の「へら状/スプーン状」ですが、暗示は謎とされます。
絶滅危惧種に指定されています。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約3~9mになります。
ユーカリ・ステラータ 別名:ブラックサリー
学名:Eucalyptus stellulata
ユーカリ・ステラータは花の蕾の様子が「小さな星」にも見える、小~中型のユーカリです。
種小名の「ステラータ」は、ラテン語の「小さな星」を意味し、花の蕾の集まりを示します。
生育地では、川沿いや沼地の近くの肥沃な土壌で見られます。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約10~15mになります。
ユーカリ・テヌイラミス 別名:シルバー・ペパーミント
学名:Eucalyptus tenuiramis
ユーカリ・テヌイラミスは白みのある緑色の葉をもつユーカリです。
「シルバー・ペッパーミント」とも呼ばれ、ミペパーント系の香りをもちます。
種小名の「テヌイラミス」はラテン語の「細い枝」に由来します。
オーストラリアのタスマニア島に生育しており、樹高は約15~25mになります。
ユーカリ・テレチコルニス 別名:フォレスト・レッドガム
学名:Eucalyptus tereticornis
ユーカリ・テレチコルニスは反りのある長場細い葉を持つ、大型のユーカリです。
木材は赤みがあり、硬くて耐久性があることから、建築用やインフラ建設などで用いられます。
花の咲く時期から、先住民族は寒くて日の短い時期の花木として捉えました。
オーストラリア東部やパプアニューギニア南部に生育しており、樹高は約30~50mになります。
ユーカリ・トルカータ 別名:コーラルガム
学名:Eucalyptus torquata
ユーカリ・トルカータは美しい赤色またはピンク色の沢山の花を咲かせる、小型のユーカリです。
花や蕾の見た目から「コーラルガム(珊瑚のユーカリ)」という美しい別名でも呼ばれます。
美しい外観から、観賞用として庭の木や街路樹として使用されています。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約4~10mになります。
ユーカリ・ユーティリス
学名:Eucalyptus utilis
ユーカリ・ユーティリスはクリーム色の花を咲かせ、青みのある細身の卵形の葉を持つユーカリです。
「ユーティリス」はラテン語の「役に立つ」を意味します。
干ばつにも耐え、半耐塩性があり、痩せた砂質土壌でも成長します。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約5~15mになります。
ユーカリ・ビミナリス 別名:リボンガム
学名:Eucalyptus viminalis
ユーカリ・ビミナリスは「甘い樹液」で有名なユーカリであり、爽やかでやや甘い香りがあります。
糖分を含む樹液をもつことから「マナ・ガム」や「シュガー・ガム」とも呼ばれます。
青みを帯びた十字対生の葉も特徴的です。
オーストラリア南東部やタスマニア島に生育しており、樹高は約20~40mになります。
ユーカリ・ビリディス 別名:糸葉ユーカリ
学名:Eucalyptus viridis
ユーカリ・ビリディスは青みを帯びた細長い葉をもつユーカリです。
シネオール系の香りをもち、エッセンシャルオイル用として栽培されています。
また、蜂蜜用の花としても栽培されています。
オーストラリア東部や南東部に生育しており、樹高は約8~10mになります。
ユーカリ・ウッドワーディー 別名:レモンフラワーガム
学名:Eucalyptus woodwardii
ユーカリ・ウッドワーディーはレモンイエローの花を咲かせ、銀白色を帯びた青緑色の葉をもつ小~中型のユーカリです。
オーストラリアでは、観賞用として庭園の木や装飾用の素材として人気があるユーカリです。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約6~15mになります。
ユーカリ・ヨウンギア 別名:ラージ・フルーツ・マリー
学名:Eucalyptus youngiana
ユーカリ・ヨウンギアはとても大きな花・実をもち、砂漠で生育しているユーカリです。
赤色と黄色の色合いの花と、円錐形の大きな花の蕾は、子どもの手幅サイズです。
大きな花や実をもつものの、ユーカリの中では背丈は小~中型です。
西オーストラリアや南部に生育しており、樹高は約5~10mになります。
アカシアの一覧
アカシア・アンキストロカルパ 別名:フィッシュフック・アカシア、フィッツロイ・アカシア
学名:Acacia ancistrocarpa
アカシア・アンキストロカルパは小型のミモザ(アカシア)であり、黄色い花を咲かせ、オリーブグリーンの細長い葉をもちます。
実の先端が鉤状になっており、種小名はギリシャ語の「釣り針」と「果物」に由来しています。
そのため、「フィッシュフック・アカシア」とも呼ばれます。
オーストラリア北部や北西部に生育しており、樹高は約1~4mになります。
アカシア・アネウラ 別名:マルガ
学名:Acacia aneura
アカシア・アネウラは長命のミモザ(アカシア)であり、明るい緑色の細長い葉を持ち、黄色の花を咲かせます。
ハチの刺し傷で作られるこぶは「マルガ・リンゴ」と呼ばれ、甘い味とされます。
オーストラリアには「マルガ・ランド」という地域があり、本種が多く生育しています。
樹齢200~300年の木があるとされ、長寿を意味する「ウムーナ」と呼ばれることもあります。
オーストラリアの内陸部に生育しており、樹高は約5~15mになります。
銀葉アカシア 別名:アカシア・バイレヤナ
学名:Acacia baileyana
銀葉アカシアは沢山の黄色の花を咲かせ、青みのある羽状のシルバーリーフをもつアカシア(ミモザ)です。
ふわふわしたような優美な花は、花束やリース等のハンドメイド作品でとても人気があります。
花に加え、葉の形状や色合いが美しく、花束の素材やシンボルツリーとしても利用されます。
英国王立園芸協会からは庭での植栽で優れた植物だと評価されています。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約5~12mになります。
銀葉アカシア・プルプレア
学名:Acacia baileyana var. purpurea
syn:Acacia baileyana purpurea
銀葉アカシア・プルプレアは銀葉アカシアの亜種であり、美しい青みのある葉色に加え、新芽や秋の葉は見事な紫色です。
花は春頃に、銀葉アカシアに少し遅れて、咲き始めます。
ふわふわしたような優美な花は、花束やリース等のハンドメイド作品で絶大な人気があります。
花だけでなく、葉の形状や葉の色合いは美しく、花束の素材や庭園の木としても利用されます。
オーストラリアに生育しており、樹高は約5~10mになります。
アカシア・バンクロフト
学名:Acacia bancroftiorum
syn:Acacia bancroftii
アカシア・バンクロフトは小~中型のミモザ(アカシア)であり、ボール状の沢山の黄色い花を咲かせます。
ライトグリーンのブーメラン型の葉は、成長に伴い卵型に広がります。
「バンクロフト」は医学や植物学で功績を残したジョセフ・バンクロフトらに由来します。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約4~6mになります。
アカシア・ビネルヴァタ 別名:ツーヴェインヒッコリー
学名:Acacia binervata
アカシア・ビネルヴァタ は小~中型のミモザ(アカシア)であり、ボール状の沢山のクリーム色の花を咲かせます。
スリムな楕円形の葉には、「2筋の葉脈」があることが特徴的です。
そのため、ツーヴェイン・ヒッコリー(二つの葉脈のアカシア)とも呼ばれます。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約5~15mになります。
アカシア・ブアマニー 別名:スノーウィーリバー・ワトル
学名:Acacia boormanii
アカシア・ブアマニーは中型のミモザ(アカシア)であり、ボール状の沢山の黄色い花を咲かせます。
華やかな花に加えて、細長い葉も特徴的です。
スノーウィーリバー・ワトルとも呼ばれ、スノーウィー川付近に生育しています。
比較的、耐寒性や耐塩性があり、様々な土壌で育つ、丈夫な植物です。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約3~5mになります。
アカシア・ブラキボトリヤ 別名:グレイワトル
学名:Acacia brachybotrya
アカシア・ブラキボトリヤは小型のミモザ(アカシア)であり、ボール状の沢山の黄色い花を咲かせます。
ライトグレーの色合いを帯びた、小さな卵型の葉をもちます。
種小名はギリシャ語で「ブラキ(短い)」と「ボトリ(房)」を意味し、「短い花柄」を表しています。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約1~3mになります。
アカシア・コグナータ 別名:リバーワトル
学名:Acacia cognata
アカシア・コグナータは小~中型のミモザ(アカシア)であり、穂状の沢山の黄色い花を咲かせます。
細長い葉を持ち、葉枝が枝垂れるような樹形になります。
本種類を基にして、アカシアの様々な園芸種が生まれています。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約3~8mになります。
アカシア・コンフェルタ 別名:ゴールデントップ
学名:Acacia conferta
アカシア・コンフェルタは小型のミモザ(アカシア)であり、ボール状の沢山の黄色い花を咲かせます。
アカシアの中でも小型であり、成長しても数m程度です。
小さな細い葉が個性的であり、オーストラリアでは観賞用や花束の素材として利用されます。
ある程度成長すると、丸みを帯びた樹形になります。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約2~4mになります。
アカシア・コンフューサ 別名:相思樹(ソウシジュ)
学名:Acacia confusa
アカシア・コンフューサは中型のミモザ(アカシア)であり、長細い葉を持ち、ボール状の沢山の黄色い花を咲かせます。
「相思樹」という名前は、中国の春秋時代の恋物語が由来とされています。
原産地の台湾では木材から楽器や家具を作ったり、お茶や漢方薬としても用いられました。
ハワイなどの温かい国々や、日本でも沖縄本島や西表島で見られます。
台湾やフィリピンに生育しており、樹高は約6~15mになります。
アカシア・コベニー 別名:ブルーブッシュ
学名:Acacia covenyi
アカシア・コベニーは小・中型のミモザ(アカシア)であり、穂状の沢山の黄色い花を咲かせます。
見事な花に加え、シルバーブルーの小柄の葉は美しく、観賞用や花束の素材として利用されます。
花や葉が美しく、中小型の木であり、丈夫なことから、庭のシンボルツリーにも使われています。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約2~8mになります。
アカシア・カウレアナ 別名:ホールズクリークワトル
学名:Acacia cowleana
アカシア・カウレアナは小型のミモザ(アカシア)であり、長細い穂状の黄色い花を咲かせます。
葉枝は真っ直ぐに伸び、翼のように淡い緑色の長葉を広げます。
生育地では、栄養の乏しい土壌でたくましく育ちます。
オーストラリア北部の内陸部に生育しており、樹高は約1~4mになります。
三角葉アカシア 別名:アカシア・カルトリフォラミス
学名:Acacia cultriformis
三角葉アカシアはコンパクトな三角形の葉が特徴的な、小~中型のアカシア(ミモザ)です。
ユニークな葉枝に加え、ボリュームのある花も咲かせ、花束の材料として利用されています。
比較的丈夫であり、ガーデニングの植物としても広く利用されています。
遠目では、ギザギザとした樹形にも見え、独特の雰囲気を醸し出します。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約3~4mになります。
フサアカシア 別名:シルバーワトル
学名:Acacia dealbata
フサアカシアは沢山の黄色の花を咲かせ、羽状の葉をもつ中型のアカシア(ミモザ)です。
世界中で栽培され、ヨーロッパ等でも花束として利用されています。
花からの精油は、香水や石鹸、化粧品などにも利用されています。
英国王立園芸協会からは庭での植栽で優れた植物だと評価されています。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約20~30mになります。
アカシア・デコラ 別名:ショーウィーワトル
学名:Acacia decora
アカシア・デコラは小型のミモザであり、ボール状の沢山の黄色い花を咲かせます。
ショーウィーワトル(華やかなアカシア)とも呼ばれ、沢山の花を咲かせます。
楕円形の葉を持ち、若い小枝は赤褐色で光沢があります。
名前の「デコラ」はラテン語の「decorus」(優雅)を意味します。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約1~4mになります。
アカシア・デカレンス 別名: ブラックワトル、アーリーグリーンワトル
学名:Acacia decurrens
アカシア・デカレンスは中型のミモザ(アカシア)であり、ボール状の沢山の黄色い花を咲かせます。
オーストラリアでは、冬に開花し、「アーリーグリーンワトル」とも呼ばれます。
オーストラリアでは冬の終わりに咲くことから、先住民族は春の訪れの花として捉えました。
花はエッセンシャルオイルや、フリッターとして利用されることがあります。
オーストラリア南東部やタスマニア島に生育しており、樹高は約10~15mになります。
アカシア・デュルモンディ・エレガンス
学名:Acacia drummondi ssp. elegans
アカシア・デュルモンディ・エレガンス は穂状の花を咲かせる、小型のアカシア(ミモザ)です。
アカシアの中でも特に小型な種類であり、コンパクトな樹形、コンパクトな葉も特徴的です。
オーストラリア等では、観賞用の花木として利用されています。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約1~2mになります。
アカシア・ファルネシアナ 別名:金合歓(キンゴウカン)、スウィートアカシア
学名:Acacia farnesiana
アカシア・ファルネシアナはスウィート(甘い)アカシアとも呼ばれ、黄色い花からは甘い香りがあります。
花からは精油が取れ、ヨーロッパでは香水としても使われています。
観賞用や庭木として植えられるほか、花束にも利用されています。
中央アメリカやオーストラリアに生育しており、樹高は約4~8mになります。
アカシア・ゲニスティフォリア 別名:スプレッディング・ワトル、アーリーワトル
学名:Acacia genistifolia
アカシア・ゲニスティフォリアは小型のミモザ(アカシア)であり、レモンイエロー色のボール状の花を咲かせます。
通常のアカシアと異なり、葉自体が、小さな尖った状態になっていることも個性的です。
生育地では、森林や平地などの様々な土壌で生育しています。
オーストラリア南東部やタスマニア島に生育しており、樹高は約1~3mになります。
アカシア・イテアフィラ 別名:ポートリンカーンワトル
学名:Acacia iteaphylla
アカシア・イテアフィラは細長い柳葉と枝垂れる樹形が特徴的で、枝垂れ花にもなる、小型のアカシア(ミモザ)です。
種小名の「イテアフィラ」は、ギリシア語の「柳」と「葉」を示しています。
乾燥にも強く、耐寒性や耐塩性があり、庭園の生垣や防風林としても利用されることがあります。
雄大な峡谷として知られるフリンダース山脈にも分布しています。
南オーストラリアに生育しており、樹高は約3~5mになります。
アカシア・ロンギフォリア 別名:ナガバアカシア、ゴールデン・ワトル
学名:Acacia longifolia
アカシア・ロンギフォリアは小~中型のアカシア(ミモザ)であり、明るい黄色い花を咲かせます。
「ナガバアカシア」と呼ばれ、長細い笹状の葉を翼のように広げます。
「ロンギフォリア」はラテン語の 「長い」 と「葉」に由来します。
成長速度が速く、丈夫な種類のアカシアです。
オーストラリア南東部やタスマニア島に生育しており、樹高は約2~8mになります。
アカシア・マンギウム 別名:ヒッコリーワトル
学名:Acacia mangium
アカシア・マンギウムはクリームイエロー色の花を咲かせる、大型のミモザ(アカシア)です。
明るい緑色の、大きめの卵型の葉をもちます。
成長が早く、乾燥にも強く、酸性土壌や栄養の乏しい土壌でも育ちます。
丈夫な木であり、土壌の窒素代謝を高める効果があり、土壌再生の木として広く植栽されています。
オーストラリア北東部やパプアニューギニアなどに生育しており、樹高は約20~30mになります。
アカシア・メアンシー 別名:モリシマアカシア
学名:Acacia mearnsii
アカシア・メアンシーは中型のミモザ(アカシア)であり、淡い黄色の花を咲かせます。
羽状の葉葉を持ち、成長が早く、ある程度の耐寒性がある丈夫な種類です。
かつて、先住民族が薬用や食用としたり、道具としても使用してきました。
植栽用や木材用として利用され、インドや東南アジア、ハワイ等にも自生するようになりました。
オーストラリア南東部やタスマニア島に生育しており、樹高は約6~15mになります。
パールアカシア 別名:アカシア・ポダリリーフォリア
学名:Acacia podalyriifolia
syn:Acacia podalyrifolia
パールアカシアは銀色帯びた明るい色合いの丸葉を持つ、小~中型のアカシア(ミモザ)です。
初春頃に、ボリュームのある穂状の黄色い花を咲かせます。
花に加え、美しい葉枝をもつことから、花束の材料や、ガーデニングで人気の高い種類です。
ドライフラワーとして、リースやスワッグ等の作品づくりにも使用されています。
オーストラリア東部や南東部に生育しており、樹高は約3~6mになります。
アカシア・プラビッシマ 別名:オーブンズワトル
学名:Acacia pravissima
アカシア・プラビッシマは小型のミモザ(アカシア)であり、ボール状の沢山の黄色い花を咲かせます。
しなやかに湾曲する枝に、やや丸みを帯びた三角の小さな葉を付けることが特徴的です。
「プラビッシマ」はラテン語の「非常に曲がった」に由来し、特徴的な葉と枝の様子を表します。
枝垂れ花のようにも仕立てることができます。
オーストラリア南東部やタスマニア島に生育しており、樹高は約1~3mになります。
アカシア・プロミネン 別名:ゴールデンレインワトル
学名:Acacia prominens
アカシア・プロミネンはボール状の沢山の黄色い花を咲かせる、中~大型のミモザ(アカシア)です。
スリムな長楕円形の葉をもちます。
オーストラリアでは、鑑賞用として庭園や公園に植えられています。
「プロミネン」はラテン語で「突出した」を意味し、葉に現れる突出した腺を示します。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約5~20mになります。
アカシア・サリグナ 別名:アカシア・シアノフィラ
学名:Acacia saligna
syn:Acacia cyanophylla
アカシア・サリグナは小~中型のミモザ(アカシア)であり、ボール状の沢山の黄色い花を咲かせます。
長細い笹状の葉をもち、枝は枝垂れる傾向があります。
庭木や街路樹として植樹されるほか、羊毛を黄色に染める用途に使われました。
砂地や岩場などの様々な土壌で育つことができます。
オーストラリア南東部や南西部に生育しており、樹高は約2~8mになります。
アカシア・スペクタビリス 別名:マッジー・ワトル
学名:Acacia spectabilis
アカシア・スペクタビリスは黄色い穂状の花を咲かせ、羽状の葉を持つ、小~中型のアカシア(ミモザ)です。
ボリュームのある花を咲かせ、耐寒性もあり、丈夫です。
日本でもガーデニングの花木として広く知られています。
小さな丸い葉が沢山集まったような、マメ科特有の羽状の葉も特徴的です。
オーストラリア北東部に生育しており、樹高は約3~6mになります。
アカシア・ウンシナータ
学名:Acacia uncinata
アカシア・ウンシナータは黃色の穂状の花を咲かせ、丸い葉を持つ、小型のアカシア(ミモザ)です。
やや湾曲した小さな丸みのある葉が特徴的です。
種小名の「ウンシナータ」は、葉の湾曲した様子を意味します。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約1~3mになります。
アカシア・ヴェスティータ 別名:ウィーピング ・アカシア
学名:Acacia vestita
アカシア・ヴェスティータは黄色い花を沢山咲かせ、枝垂れ花になる、小型のミモザ(アカシア)です。
青みのあるレモン型の小さな葉をもち、成長すると枝垂れる樹形になります。
枝垂れ花として美しく、小型であり、庭園の木として植樹されています。
「ヴェスティータ」は「服を着た」に由来し、枝葉の葉毛を表しています。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約1~3mになります。
コニファーの一覧
バルサムモミ
学名:Abies balsamea
バルサムモミは精油で有名なモミの木であり、香水にも利用されています。
光沢のある濃い緑色の葉、端正な円錐形の樹形で、アメリカ等でクリスマスツリーにも利用されます。
成長はゆっくりで、年に10~20cmの場合もあり、盆栽としても利用されます。
アメリカ北東部やカナダ中央部・南東部に生育しており、樹高は約15~20mになります。
フラセリーモミ 別名:フレーザーモミ
学名:Abies fraseri
フラセリーモミは優しい香りをもち、精油としても利用されている小~中型のモミの木です。
端正な樹形で、アメリカを中心にクリスマスツリーとして人気があります。
成長はゆっくりで、年に15~30cmの場合もあり、盆栽としても利用されます。
アメリカ南東部に生育しており、樹高は約10~15mになります。
カシミール・イトスギ 別名:ブータン・イトスギ
学名:Cupressus cashmeriana
カシミール・イトスギは青緑色の芳香がある美しい色の葉、垂れ下がる優雅な樹形になる、針葉樹です。
英国王立園芸協会から庭園植栽で優れた植物だと評価されています。
ブータンの国定木であり、インドなどでは仏教に関係する場所に植樹されてきました。
ブータンやインド北東部に生育しており、樹高は約20~40mになります。
シダレ・イトスギ 別名:サイプレス・フネブリス
学名:Cupressus funebris
syn:Chamaecyparis funebris
シダレ・イトスギは淡い緑色の芳香がある葉をもち、葉が枝垂れて優美な樹形になる、コニファー(針葉樹)です。
観賞用として、庭園の木に利用されることがあります。
葉や木からはエッセンシャルオイルが抽出され、アロマ用などにも用いられています。
中国の南西部や中央部に生育しており、樹高は約20~30mになります。
モントレー・イトスギ 別名:サイプレス・マクロカルパ
学名:Cupressus macrocarpa
syn:Hesperocyparis macrocarpa
モントレー・イトスギはカリフォルニアの海岸沿いに生育する、鮮やかな緑葉をもつコニファー(針葉樹)です。
強い風や塩水の飛沫にも耐え、防風林にも利用されます。
アメリカのカリフォルニア州に生育しており、樹高は約20~40mになります。
イタリア・イトスギ 別名:ホソイトスギ
学名:Cupressus sempervirens
イタリア・イトスギは庭園や街路樹のシンボルツリーにも用いられる、円錐形の樹幹の針葉樹です。
鮮やかな芳香がある緑葉を持ち、精油は化粧品として使われています。
地中海地域の欧州・西アジアの文化に関わりがあります。
地中海地域に生育しており、樹高は約20~35mになります。
アメリカカラマツ 別名:タマラック
学名:Larix laricina
アメリカカラマツは鮮やかなオレンジ色に紅葉するカラマツです。
アラスカの大極寒など、マイナス60度以下も耐えるといわれています。
直立したピラミット型の整った樹形になり、盆栽の木や庭園の木に利用されています。
カナダ東部や中部、アメリカ北東部に生育しており、樹高は約10~20mになります。
白唐檜(シロトウヒ) 別名:カナダトウヒ、ピセア・グラウカ
学名:Picea glauca
白唐檜(シロトウヒ) は光沢のある青緑色の葉をもち、円錐形の樹形になる針葉樹です。
アラスカの極寒に耐え、時には-70度以上になる地域でも生育します。
成長速度がゆっくりで年に5~15cmの場合もあり、盆栽としても利用されます。
エッセンシャルオイにも利用されています。
カナダやアメリカ北部に生育しており、樹高は約15~30mになります。
黒唐檜(クロトウヒ) 別名:ピセア・マリアナ、ブラック・スプルース
学名:Picea mariana
黒唐檜(クロトウヒ)は青緑色の葉をもち、紫色の実が特徴的なコニファー(針葉樹)です。
爽やかなウッディの香りのエッセンシャルオイルの木として有名です。
成長速度はゆっくりで年に5~15cmの場合もあり、盆栽としても利用されます。
カナダの北東の州の州木でもあります。
カナダやアメリカ北部に生育しており、樹高は約5~15mになります。
コロラド・トウヒ 別名:ブルー・スプルース
学名:Picea pungens var. glauca
コロラド・トウヒは青みを帯びた葉が美しい針葉樹です。
葉の色合いが美しく、観賞用として人気があり、数多くの園芸種が生まれています。
成長速度がゆっくりで、年に5~15cmの場合もあり、盆栽としても利用されます。
エッセンシャルオイルにも利用されます。
アメリカのロッキー山脈に生育しており、樹高は約5~20mになります。
アレッポ松 別名:エルサレム松 、ピヌス ハレペンシス
学名:Pinus halepensis
アレッポ松は地中海地域の松であり、高温や乾燥に強く、耐寒性もある植物です。
庭園に植樹されたり、ワインやデザートなどに使用されるほか、ハチミツ用にも利用されます。
成長はゆっくりで、1年で20~30cmであり、盆栽にも仕立てられています。
地中海地域に生育しており、樹高は約15~25mになります。
セコイアデンドロン・ギガンテウム 別名:ジャイアントセコイア
学名:Sequoiadendron giganteum
syn:Sequoia gigantea, Giant sequoia
セコイアデンドロン・ギガンテウム は世界一、体積が大きくなる木と知られ、3000年以上も生きた木もあったとされる長寿の木です。
ヒノキ科の針葉樹であり、青緑色の細やかな針葉をもち、真っ直ぐな樹形に育ちます。
限られた地域に生育する絶滅危惧種ですが、古代には世界の広範囲で生育する木でした。
アメリカのカリフォルニア州に生育しており、樹高は約50~85mになります。
観葉植物の一覧
アフリカバオバブ
学名:Adansonia digitata
アフリカバオバブはアフリカのサバンナに生育するバオバブです。
「星の王子様」のバオバブのモデルとされ、観葉植物や盆栽として人気です。
長寿の木であり、2,000年以上生きている木が存在するといわれています。
「乙女を食べる木」等、アフリカでは様々な伝説や歴史との関わりがあります。
アフリカ大陸の大西洋沿岸やスーダンなどに生育しており、樹高は約10~20mになります。
アガベ・アテナータ 別名:フォックステール
学名:Agave attenuata
アガベ・アテナータは明るい青緑色の葉をもち、優美に葉を広げるアガベ(リュウゼツラン)です。
観葉植物として人気があり、温暖な地域では庭の装飾にも利用されています。
通常のアガベと異なり、葉は柔らかい質感で、葉に棘がありません。
乾燥した土壌だけでなく、やや日陰や湿った粘土性の土壌でも、たくましく育ちます。
メキシコ中西部に生育しており、樹高は約0.5~1.5mになります。
アトリプレックス・ハリムス 別名:地中海ソルトブッシュ
学名:Atriplex halimus
アトリプレックス・ハリムスは地中海地域やアフリカ北部に生育する、ソルトブッシュです。
灼熱の夏や乾燥に強いだけでなく、耐塩性と耐寒性を備えた丈夫な植物です。
葉は食用や薬用、飼料としても使用され、地中海地域の人々や文学と関わりがあります。
地中海盆地、北アフリカ、アラビア半島 に生育しており、樹高は約0.5~3mになります。
アトリプレックス・ベシカリア 別名:ブラッダー・ソルトブッシュ
学名:Atriplex vesicaria
アトリプレックス・ベシカリアはオーストラリアに生育する、小さめのソルトブッシュです。
海岸砂丘や塩湖周辺・砂地に生育し、灼熱の夏や乾燥に強く、耐塩性を備えます
膨らんだような実が特徴的で、「ベシカリア」は「膨らんだ」という意味です。
オーストラリア中部や南部に生育しており、樹高は約0.5~1mになります。
ブラキシトン・オーストラリス 別名:ブロードリーフ・ボトルツリー
学名:Brachychiton australis
ブラキシトン・オーストラリスは白い花を咲かせる、オーストラリアのブラキシトン(ボトルツリー)です。
カエデのような葉と、鐘型の白い花を持ちます。
根本が水を貯えるために膨らむ特徴があり、観葉植物や盆栽仕立てに利用されます。
オーストラリア北東部に生育しており、樹高は約5~10mになります。
ブラキシトン・ルペストリス 別名:クイーンズランドボトルツリー
学名:Brachychiton rupestris
ブラキシトン・ルペストリスはオーストラリアに生育する中型~大型のブラキシトン(ボトルツリー)です。
長細い葉と、鐘形の花を持ち、花の外側は白色で内側にはピンク色の斑点があります。
根本が水を貯えるために膨らむ特徴があり、観葉植物や盆栽仕立てに利用されます。
オーストラリア北東部に生育しており、樹高は約10~25mになります。
ブルセラ・ファガロイデス
学名:Bursera fagaroides
ブルセラ・ファガロイデスはメキシコの砂漠などに生育する花木であり、コーデックス(塊茎植物)としても知られています。
幹は水を蓄えて膨らみ、赤褐色の樹皮が剥がれる様子は、独特の雰囲気になります。
ラグラント・ブルセラ(芳香性のブルセラ)とも呼ばれ、柑橘系の爽やかな香りがあります。
数m以上になる木ですが、大きくせずに観葉植物や盆栽として独自の樹形に仕立てられています。
メキシコに生育しており、樹高は約5~10mになります。
コルディリネ・インディビサ
学名:Cordyline indivisa
コルディリネ・インディビサは青緑色の葉を持つコルディリネ(コルジリネ)です。
葉は年月を経ると垂れ下がり、独特の色合いを帯びます。
アメリカ等の温かい地域では観賞用として庭園にも植樹されています。
ニュージーランドに生育しており、樹高は約5~8mになります。
ドドナエア・ビスコーサ 別名:ホップブッシュ
学名:Dodonaea viscosa
ドドナエア・ビスコーサは庭木や観賞用として有名なオージープランツです。
ドドナエアは管理が容易であり、冬でも常緑の植物です。
木材は耐久性に優れ、かつて、武器や斧の柄、住宅の木材としても利用されてきました。
また、疾患の治療薬や、香としても利用されることがあったそうです。
オーストラリアに生育しており、樹高は約1~3mになります。
ドドナエア・ビスコーサ・クネアータ 別名:ウェッジリーフ・ホップブッシュ
学名:Dodonaea viscosa ssp. cunneata
ドドナエア・ビスコーサ・クネアータは庭木や観賞用として有名なオージープランツ「ドドナエア・ビスコーサ」の亜種です。
ドドナエアは管理が容易であり、冬でも常緑の植物です。
「クネアータ」は、楔形(Wedge)を意味し、葉のV字型を示しています。
オーストラリアに生育しており、樹高は約1~3mになります。
ドドナエア・ビスコーサ・プルプレア 別名:ホップブッシュ
学名:Dodonaea viscosa var. purpurea
ドドナエア・ビスコーサ・プルプレアは庭木や観賞用として有名なポップブッシュのプルプレアの種類です。
ドドナエアは管理が容易であり、冬でも常緑の植物です。
木材は耐久性に優れ、かつて、武器や斧の柄、住宅の木材としても利用されてきました。
生育地では、乾燥地帯の岩場や砂質状の土壌で見られます。
オーストラリアに生育しており、樹高は約1~3mになります。
ドリアンテス・エクセルサ 別名:ガイミア・リリー(ユリ)
学名:Doryanthes excelsa
ドリアンテス・エクセルサは葉がロゼット状に生える、リュウゼツランに似た観葉植物です。
開花には10年以上かかり、花芽は4~6mにも成長し、見事な赤い花を咲かせます。
香りのある花はエッセンシャルオイルとしても利用されることがあります。
「ドリアンテス」は「槍の花」、「エクセルサ」は「高い」に由来します。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約1~3mになります。
インドボダイジュ(印度菩提樹) 別名:フィカス・レリジオーサ
学名:Ficus religiosa
インドボダイジュ(印度菩提樹)は葉がハート型で、葉の先端が長く伸びる、可愛くて上品でもある葉をもつ熱帯の木です。
インテリアの観葉植物として育てられたり、熱帯地域ではシンボルツリーとして植樹されています。
仏教の開祖である「ブッダ」が、この木の下で悟りを開いたとされる神聖な木でもあります。
寿命がとても長い「長寿の木」でもあります。
インドや東南アジアに生育しており、樹高は約10~30mになります。
オトンナ・プロテクタ
学名:Othonna protecta
オトンナ・プロテクタはアフリカに生育するキク科の多肉植物です。
樹高は大きくならず、コーデックス(塊根植物)として盆栽のように仕立てられています。
多肉質の細長い葉をもち、月日を重ねるにつれ、乾いた幹を形成します。
夏に休眠する冬型の多肉植物です。
アフリカ南部に生育しており、樹高は約0.3mになります。
ペトペンチア・ナタレンシス 別名:イシュノレピス・ナタレンシス
学名:Petopentia natalensis
syn:Ischnolepis natalensis
ペトペンチア・ナタレンシスは南アフリカ原産のツル性の塊根植物(コーデックス)です。
プロペラ・バイン(ツル)とも呼ばれます。
数m以上になる木ですが、大きくせずに観葉植物や盆栽として仕立てられています。
南アフリカに生育しており、樹高は約3~8mになります。
プヤ・ミラビリス
学名:Puya mirabilis
プヤ・ミラビリスは中南米のボリビア原産のパイナップル科の観葉植物です。
球根状の基部を形成し、草のような葉が生えます。
その様子からインテリアなどの観賞用として利用されています。
中南米に生育しており、樹高は約1~1.5mになります。
セコイアデンドロン・ギガンテウム 別名:ジャイアントセコイア
学名:Sequoiadendron giganteum
syn:Sequoia gigantea, Giant sequoia
セコイアデンドロン・ギガンテウム は世界一、体積が大きくなる木と知られ、3000年以上も生きた木もあったとされる長寿の木です。
ヒノキ科の針葉樹であり、青緑色の細やかな針葉をもち、真っ直ぐな樹形に育ちます。
限られた地域に生育する絶滅危惧種ですが、古代には世界の広範囲で生育する木でした。
アメリカのカリフォルニア州に生育しており、樹高は約50~85mになります。
トリコディアデマ・デンサム
学名:Trichodiadema densum
トリコディアデマ・デンサムは南アフリカ原産の塊根性(コーデックス)の多肉植物です。
小ぶりの多肉の葉が密集して生え、葉の先端には放射状の白い剛毛が冠のように生えます。
根を露出気味にし、独特の観葉植物や盆栽として仕立てられています。
また、英国王立園芸協会からは植栽で優れた植物だと評価されています。
南アフリカに生育しており、樹高は約0.5mになります。
ワシントンヤシ (ワシントニア) 別名:ワシントニア・フィリフェラ
学名:Washingtonia filifera
ワシントンヤシ (ワシントニア)はカリフォルニアのヤシの木であり、扇形の葉と、丈夫な円柱状の幹をもちます。
様々な気候に順応し、日本を含めた様々な国でシンボルツリーとして植樹されています。
かつて、ネイティブアメリカンは、果物をケーキにしたり、葉を屋根などに利用しました。
砂漠のオアシスや河畔にも生育し、デザート・ファン・パーム(砂漠のヤシ)とも呼ばれます。
アメリカのカリフォルニア州やメキシコ北西部に生育しており、樹高は約12~20mになります。
ザントロエア・プレイシー 別名:グラスツリー、バルガ
学名:Xanthorrhoea preissii
ザントロエア・プレイシー はオーストラリア原産の観葉植物であり、年数を重ねると、基部が塊のような幹になります。
先住民のヌーンガー族は「バルガ」と呼んで、食料源や薬用、木材や接着剤として活用しました。
ザントロエアは長寿の木であり、長命な分、成長はゆっくりです。
オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約1~3mになります。
バナナユッカ 別名:ユッカ・バッカタ
学名:Yucca baccata
バナナユッカはバナナの形に似た果実が特徴的なユッカです。
紅色の蕾からは、クリーム色の花を咲かせます。
先住民は実をドライフルーツやケーキにしたり、葉からの繊維をサンダルや紐にしました。
成長すると、葉の先端は鋭く尖ります。
アメリカ南西部やメキシコ北東部に生育しており、樹高は約0.5~1mになります。
ユッカ・フィラメントーサ 別名:イトラン
学名:Yucca filamentosa
ユッカ・フィラメントーサは葉の縁からの白い巻き毛(フィラメント)が特徴的な、コンパクトなユッカです。
「フィラメントーサ」は、ラテン語で「糸のような」を意味します。
葉は、短剣のようなシャープな葉が放射状にシュッと伸びます。
幹が短く、他のユッカのように幹がニョキニョキ伸びることがありません。
アメリカ南東部に生育しており、樹高は約3~5mになります。
ユッカ・グラウカ 別名:ソープウィード
学名:Yucca glauca
syn:Yucca angustifolia
ユッカ・グラウカはユッカの中でも小型な種類であり、淡いグリーン色を帯びた白色の花を咲かせます。
「ソープ・ウィード(石鹸の草)」とも呼ばれ、かつて根は石鹸として利用されました。
また、ネイティブアメリカンは実を食用にしたり、葉はロープや儀式用の装飾品にしました。
アメリカやカナダの中央部に生育しており、樹高は約0.5~1mになります。
メラレウカ・ティーツリー・キンボウジュの一覧
カリステモン ・キャプテンクック
学名:Callistemon Captain Cook
カリステモン ・キャプテンクックはブラシ型の赤い花を咲かせ、小さな細長い葉をもつカリステモン(金宝樹)です。
カリステモンは「金宝樹(キンボウジュ)」と呼ばれる縁起のよい花木です。
鑑賞用や切り花として使用されるほか、ドライフラワーとしても人気があります。
カリステモン・シトリヌス 別名:メラレウカ・シトリナ 、レモンボトルブッシュ
学名:Callistemon citrinus
syn:Melaleuca citrina
カリステモン・シトリヌスはブラシ型の赤い花を咲かせるカリステモン(金宝樹)です。
明るい緋色の花のブラシ状の花が特徴であり、蝶やミツバチ、ハチドリなどが訪れます。
小さな細長い葉をもち、葉にも柑橘系の香りがあり、お茶として使われることもあります。
カリステモンは「金宝樹(キンボウジュ)」と呼ばれる縁起のよい花木です。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約2~4mになります。
カリステモン・リギダス
学名:Callistemon rigidus
カリステモン・リギダスはブラシ型の赤い花を咲かせ、小さな細長い葉をもつカリステモン(金宝樹)です。
明るい緋色の花のブラシ状の花が特徴であり、蝶やミツバチ、ハチドリなどが訪れます。
カリステモンは「金宝樹(キンボウジュ)」と呼ばれる縁起のよい花木です。
鑑賞用や切り花として使用されるほか、ドライフラワーとしても人気があります。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約2~4mになります。
シルバー・ウィーピング・ティーツリー 別名:レプトスペルマム・ブラキアンドラム
学名:Leptospermum brachyandrum
シルバー・ウィーピング・ティーツリーは青みのあるコンパクトな細長い葉をもつティーツリーです。
細長い葉と樹形は、柔らかで涼しげな印象になり、シンボルツリーとしても利用されています。
やや耐寒性もあり、半日陰にも耐える、丈夫な花木です。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約4~6mになります。
コースタル・ティーツリー 別名:レプトスペルマム・レービガタム
学名:Leptospermum laevigatum
コースタル・ティーツリーは可憐な白い花を咲かせ、小さな楕円状の葉をもつティーツリーです。
コースタル・ティーツリー(海岸のティーツリー)と呼ばれ、沿岸地域に生育しています。
「コースタル・ティーツリーオイル」として、エッセンシャルオイルにも利用されます。
耐塩性があり丈夫なことから、観賞用の庭木や防風用の生け垣として植樹されます。
オーストラリア南東部や南西部に生育しており、樹高は約1.5~6mになります。
レモン・センテッド・ティーツリー 別名:オリーブ・ティーツリー
学名:Leptospermum liversidgei
レモン・センテッド・ティーツリーはコンパクトな小さい葉が特徴的なティーツリーです。
葉からはレモン風の香りがあり、香りのよいハーブ花木として、園芸用に利用されています。
葉の成分にはシトロネラールが含まれており、エッセンシャルオイルに活用されることもあります。
やや耐寒性もあり、水はけの良くない土壌にも耐える丈夫な花木です。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約4mになります。
マートル・ティーツリー 別名:レプトスペルマム・ミルティフォリウム
学名:Leptospermum myrtifolium
マートル・ティーツリーは可憐な小さな白い花を咲かせ、楕円形の小葉をもつ、森林や湿地のティーツリーです。
耐塩性があり、軽度の霜に耐え、庭木や防風用として植樹されます。
「ミルティフォリウム」は「マートル(ギンバイカ)の葉」を意味します。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約1~3mになります。
アルパイン・ティーツリー 別名:レプトスペルマム・ルペストレ
学名:Leptospermum rupestre
アルパイン・ティーツリーは可憐な小さな白い花を咲かせ、楕円形の小葉をもつ、高地のティーツリーです。
高山帯では平伏した樹形なり、プロスレート(ひれ伏した)・ティー ツリー とも呼ばれます。
亜高山帯ではひれ伏さずに直立した低木になることがあります。
軽度の霜に耐え、英国でも庭木や生け垣として植樹されます。
オーストラリアのタスマニア島に生育しており、樹高は約1~4mになります。
メラレウカ・デクサタ 別名:トーテムポール、クロスリーフ・ハニーマートル
学名:Melaleuca decussata
メラレウカ・デクサタは淡い紫色の花を咲かせ、コンパクトな葉を持つオージープランツです。
魅力的な葉と花を持つことから、観賞用として植えられています。
種小名の「デクサタ」は、ラテン語の「X字に交差する」に由来し、葉の付き方を示しています。
オーストラリア南部や南東部に生育しており、樹高は約2~3mになります。
ラベンダーティーツリー 別名:メラレウカ・エリシフォリア
学名:Melaleuca ericifolia
ラベンダーティーツリーはクリーム色の花を咲かせ、細長く繊細な葉をもつオージープランツです。
葉からの精油は、ロザリナ精油(ラベンダーティーツリーオイル)として有名です。
アロマオイルや石鹸、薬用などに用いられています。
また、先住民族は葉の精油や花の蜜、木材を活用してきました。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約5~10mになります。
メラレウカ・ヒペリシフォリア 別名:ヒロックブッシュ
学名:Melaleuca hypericifolia
メラレウカ・ヒペリシフォリアは赤色のブラシのような花を咲かせるオージープランツです。
丈夫で順応性が高く、魅力的な花をもつコンパクトな木であり、庭園等に植樹されています。
ソフトに枝垂れる枝を持ち、丸みを帯びた樹形にしたり、カーペット状の茂みにもされます。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約1~6mになります。
メラレウカ・ランセオラタ 別名:ブラックペーパーバーク
学名:Melaleuca lanceolata
syn:Melaleuca pubescens
メラレウカ・ランセオラタはクリーム色のブラシのような花を咲かせるオージープランツです。
丈夫で、ある程度の霜にも耐え、観賞用の庭木や防風用の生け垣として植樹されています。
ハチミツ用の花としても利用され、ムーナ・ハニーなどの名称で販売されています。
オーストラリア南東部や南部、南西部に生育しており、樹高は約3~8mになります。
メラレウカ・レウカデンドラ 別名:メラレウカ・レウカデンドロン
学名:Melaleuca leucadendra
syn:Melaleuca leucadendron
メラレウカ・レウカデンドラはエッセンシャルオイルの「カユプテ精油」に利用されるオージープランツの一種です。
ブラシ状の白い花を咲かせ、白い紙のような樹皮をもちます。
樹皮は柔らかく、白色の色合いで、紙のように薄く剥がれます。
「ウィーピイング(枝垂れる)・ペーパーバーグ」とも呼ばれ、ソフトに枝垂れる枝を持ちます。
オーストラリア北東部や北部に生育しており、樹高は約10~20mになります。
メラレウカ・スノーインサマー 別名:メラレウカ・リナリイフォリア
学名:Melaleuca linariifolia
メラレウカ・スノーインサマーは羽毛状の白い花を咲かせ、花が多いと、まるで雪を被ったような様子になるオージープランツです。
葉・茎には華やかな香りの成分が含まれ、精油は「ティーツリーオイル」の一種として利用されます。
湿った土壌や乾燥気味の土壌にも耐え、観賞用の庭木や防風用の生け垣として植樹されます。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約6~8mになります。
メラレウカ・ネソフィラ 別名:ハニーマートル
学名:Melaleuca nesophila
メラレウカ・ネソフィラはラベンダーピンク色のポンポンのような花を咲かせるオージープランツです。
丈夫で、干ばつや軽度の霜、潮風に耐え、観賞用の庭木や防風用の生け垣として植樹されます。
独特な、[若干のねじれ味]ある枝や幹になり、樹皮も美しく、シンボルツリーにもなり得ます。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約3~5mになります。
ニアウリ 別名:メラレウカ・クインクエネルヴィア
学名:Melaleuca quinquenervia
syn:Melaleuca quinquinerva
ニアウリは爽快感ある香りのエッセンシャルオイルとして有名な、白い花を咲かせる、オージープランツです。
精油は香水や化粧品、薬用、食品の香料、虫忌避などの様々な用途で使用されています。
香りの良い花は、甘みのある飲料として利用されたり、ハチミツ用としても利用されています。
オーストラリア東部や北東部、パプアニューギニアに生育しており、樹高は約8~15mになります。
メラレウカ・ストリアータ 別名:サンド・ハニーマートル
学名:Melaleuca striata
メラレウカ・ストリアータ は淡いピンク色の花を咲かせる、コンパクトな細長い葉を持つオージープランツです。
メラレウカの仲間の中でも、小さめで、大きくならない種類です。
種小名の「ストリアータ 」は、ラテン語の「溝」や「ひだ」に由来します。
西オーストラリア南部に生育しており、樹高は約0.5~1.5mになります。
オージープランツ 一覧
セイタカ・カンガルーポー・グリーン 別名:アニゴザントス・フラビダス
学名:Anigozanthos flavidus
セイタカ・カンガルーポー・グリーンはカンガルーの前足のようなユニークな形の花を咲かせる、オーストラリア原産の多年草です。
冬が寒い地域では一年草ですが、暖かい地域では何年にもわたり育ちます。
園芸の花として人気があり、花束やドライフラワーとしても広く利用されています。
オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約0.5~1mになります。
アトリプレックス・ベシカリア 別名:ブラッダー・ソルトブッシュ
学名:Atriplex vesicaria
アトリプレックス・ベシカリアはオーストラリアに生育する、小さめのソルトブッシュです。
海岸砂丘や塩湖周辺・砂地に生育し、灼熱の夏や乾燥に強く、耐塩性を備えます
膨らんだような実が特徴的で、「ベシカリア」は「膨らんだ」という意味です。
オーストラリア中部や南部に生育しており、樹高は約0.5~1mになります。
バーケア・リニフォリア
学名:Baeckea linifolia
バーケア・リニフォリアはコンパクトな長細い葉をもち、白色の小さな花を咲かせる、オージープランツです。
葉枝は枝垂れて、柔らかな印象で、枝垂れ花にもなります。
種小名の「リニフォリア」はラテン語の「亜麻」と「葉」 に由来し、葉の様子を示しています。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約1~3mになります。
ブラキシトン・オーストラリス 別名:ブロードリーフ・ボトルツリー
学名:Brachychiton australis
ブラキシトン・オーストラリスは白い花を咲かせる、オーストラリアのブラキシトン(ボトルツリー)です。
カエデのような葉と、鐘型の白い花を持ちます。
根本が水を貯えるために膨らむ特徴があり、観葉植物や盆栽仕立てに利用されます。
オーストラリア北東部に生育しており、樹高は約5~10mになります。
ブラキシトン・ルペストリス 別名:クイーンズランドボトルツリー
学名:Brachychiton rupestris
ブラキシトン・ルペストリスはオーストラリアに生育する中型~大型のブラキシトン(ボトルツリー)です。
長細い葉と、鐘形の花を持ち、花の外側は白色で内側にはピンク色の斑点があります。
根本が水を貯えるために膨らむ特徴があり、観葉植物や盆栽仕立てに利用されます。
オーストラリア北東部に生育しており、樹高は約10~25mになります。
カリステモン ・キャプテンクック
学名:Callistemon Captain Cook
カリステモン ・キャプテンクックはブラシ型の赤い花を咲かせ、小さな細長い葉をもつカリステモン(金宝樹)です。
カリステモンは「金宝樹(キンボウジュ)」と呼ばれる縁起のよい花木です。
鑑賞用や切り花として使用されるほか、ドライフラワーとしても人気があります。
カリステモン・シトリヌス 別名:メラレウカ・シトリナ 、レモンボトルブッシュ
学名:Callistemon citrinus
syn:Melaleuca citrina
カリステモン・シトリヌスはブラシ型の赤い花を咲かせるカリステモン(金宝樹)です。
明るい緋色の花のブラシ状の花が特徴であり、蝶やミツバチ、ハチドリなどが訪れます。
小さな細長い葉をもち、葉にも柑橘系の香りがあり、お茶として使われることもあります。
カリステモンは「金宝樹(キンボウジュ)」と呼ばれる縁起のよい花木です。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約2~4mになります。
カリステモン・リギダス
学名:Callistemon rigidus
カリステモン・リギダスはブラシ型の赤い花を咲かせ、小さな細長い葉をもつカリステモン(金宝樹)です。
明るい緋色の花のブラシ状の花が特徴であり、蝶やミツバチ、ハチドリなどが訪れます。
カリステモンは「金宝樹(キンボウジュ)」と呼ばれる縁起のよい花木です。
鑑賞用や切り花として使用されるほか、ドライフラワーとしても人気があります。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約2~4mになります。
ブリュースター・カッシア 別名:カッシア・ブリューステリ
学名:Cassia brewsteri
ブリュースター・カッシア は赤と黄色の美しい小花を沢山咲かせる熱帯の花木です。
花は垂れ下がり、フジのように房状に垂れる花を咲かせます。
鑑賞用としてアメリカなどの温かい地域で育てられています。
オーストラリア北東部に生育しており、樹高は約30mになります。
コルディリネ・インディビサ
学名:Cordyline indivisa
コルディリネ・インディビサは青緑色の葉を持つコルディリネ(コルジリネ)です。
葉は年月を経ると垂れ下がり、独特の色合いを帯びます。
アメリカ等の温かい地域では観賞用として庭園にも植樹されています。
ニュージーランドに生育しており、樹高は約5~8mになります。
グレビレア・ロブスタ 別名:ハゴロモノキ(羽衣の木)、シルキーオーク
学名:Grevillea robusta
グレビレア・ロブスタは華やかなオレンジ色の花を咲かせ、羽状の立派な葉をもつオージープランツの花木です。
葉の裏にある銀白色の絹毛を、羽衣に見立て、「ハゴロモノキ」とも呼ばれます。
庭園の木として植えられるほか、茶園やコーヒー園の防風樹としても植樹されています。
英国王立園芸協会からは庭園植栽で優れた植物と評価されています。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約5~30mになります。
グレビレア・サンドラゴードン
学名:Grevillea sandra gordon
グレビレア・サンドラゴードンは華やかなオレンジイエロー色の花を咲かせるオージープランツの花木です。
細みのある羽状の葉をもち、涼しげな印象があります。
グレベリアの園芸種になります。
クンゼア・アンビグア 別名:ホワイト・クンゼア
学名:Kunzea ambigua
クンゼア・アンビグアは甘い香りの白い花を咲かせるオージープランツです。
庭園の花木として植樹されたり、精油にもされています。
また、ハチミツ用としても利用され、クンゼアハニーとして販売されています。
丈夫であることから、砂丘の安定植栽や防風木としても利用されています。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約3~5mになります。
シルバー・ウィーピング・ティーツリー 別名:レプトスペルマム・ブラキアンドラム
学名:Leptospermum brachyandrum
シルバー・ウィーピング・ティーツリーは青みのあるコンパクトな細長い葉をもつティーツリーです。
細長い葉と樹形は、柔らかで涼しげな印象になり、シンボルツリーとしても利用されています。
やや耐寒性もあり、半日陰にも耐える、丈夫な花木です。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約4~6mになります。
コースタル・ティーツリー 別名:レプトスペルマム・レービガタム
学名:Leptospermum laevigatum
コースタル・ティーツリーは可憐な白い花を咲かせ、小さな楕円状の葉をもつティーツリーです。
コースタル・ティーツリー(海岸のティーツリー)と呼ばれ、沿岸地域に生育しています。
「コースタル・ティーツリーオイル」として、エッセンシャルオイルにも利用されます。
耐塩性があり丈夫なことから、観賞用の庭木や防風用の生け垣として植樹されます。
オーストラリア南東部や南西部に生育しており、樹高は約1.5~6mになります。
レモン・センテッド・ティーツリー 別名:オリーブ・ティーツリー
学名:Leptospermum liversidgei
レモン・センテッド・ティーツリーはコンパクトな小さい葉が特徴的なティーツリーです。
葉からはレモン風の香りがあり、香りのよいハーブ花木として、園芸用に利用されています。
葉の成分にはシトロネラールが含まれており、エッセンシャルオイルに活用されることもあります。
やや耐寒性もあり、水はけの良くない土壌にも耐える丈夫な花木です。
オーストラリア東部に生育しており、樹高は約4mになります。
マートル・ティーツリー 別名:レプトスペルマム・ミルティフォリウム
学名:Leptospermum myrtifolium
マートル・ティーツリーは可憐な小さな白い花を咲かせ、楕円形の小葉をもつ、森林や湿地のティーツリーです。
耐塩性があり、軽度の霜に耐え、庭木や防風用として植樹されます。
「ミルティフォリウム」は「マートル(ギンバイカ)の葉」を意味します。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約1~3mになります。
アルパイン・ティーツリー 別名:レプトスペルマム・ルペストレ
学名:Leptospermum rupestre
アルパイン・ティーツリーは可憐な小さな白い花を咲かせ、楕円形の小葉をもつ、高地のティーツリーです。
高山帯では平伏した樹形なり、プロスレート(ひれ伏した)・ティー ツリー とも呼ばれます。
亜高山帯ではひれ伏さずに直立した低木になることがあります。
軽度の霜に耐え、英国でも庭木や生け垣として植樹されます。
オーストラリアのタスマニア島に生育しており、樹高は約1~4mになります。
メラレウカ・デクサタ 別名:トーテムポール、クロスリーフ・ハニーマートル
学名:Melaleuca decussata
メラレウカ・デクサタは淡い紫色の花を咲かせ、コンパクトな葉を持つオージープランツです。
魅力的な葉と花を持つことから、観賞用として植えられています。
種小名の「デクサタ」は、ラテン語の「X字に交差する」に由来し、葉の付き方を示しています。
オーストラリア南部や南東部に生育しており、樹高は約2~3mになります。
ラベンダーティーツリー 別名:メラレウカ・エリシフォリア
学名:Melaleuca ericifolia
ラベンダーティーツリーはクリーム色の花を咲かせ、細長く繊細な葉をもつオージープランツです。
葉からの精油は、ロザリナ精油(ラベンダーティーツリーオイル)として有名です。
アロマオイルや石鹸、薬用などに用いられています。
また、先住民族は葉の精油や花の蜜、木材を活用してきました。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約5~10mになります。
メラレウカ・ヒペリシフォリア 別名:ヒロックブッシュ
学名:Melaleuca hypericifolia
メラレウカ・ヒペリシフォリアは赤色のブラシのような花を咲かせるオージープランツです。
丈夫で順応性が高く、魅力的な花をもつコンパクトな木であり、庭園等に植樹されています。
ソフトに枝垂れる枝を持ち、丸みを帯びた樹形にしたり、カーペット状の茂みにもされます。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約1~6mになります。
メラレウカ・ランセオラタ 別名:ブラックペーパーバーク
学名:Melaleuca lanceolata
syn:Melaleuca pubescens
メラレウカ・ランセオラタはクリーム色のブラシのような花を咲かせるオージープランツです。
丈夫で、ある程度の霜にも耐え、観賞用の庭木や防風用の生け垣として植樹されています。
ハチミツ用の花としても利用され、ムーナ・ハニーなどの名称で販売されています。
オーストラリア南東部や南部、南西部に生育しており、樹高は約3~8mになります。
メラレウカ・レウカデンドラ 別名:メラレウカ・レウカデンドロン
学名:Melaleuca leucadendra
syn:Melaleuca leucadendron
メラレウカ・レウカデンドラはエッセンシャルオイルの「カユプテ精油」に利用されるオージープランツの一種です。
ブラシ状の白い花を咲かせ、白い紙のような樹皮をもちます。
樹皮は柔らかく、白色の色合いで、紙のように薄く剥がれます。
「ウィーピイング(枝垂れる)・ペーパーバーグ」とも呼ばれ、ソフトに枝垂れる枝を持ちます。
オーストラリア北東部や北部に生育しており、樹高は約10~20mになります。
メラレウカ・スノーインサマー 別名:メラレウカ・リナリイフォリア
学名:Melaleuca linariifolia
メラレウカ・スノーインサマーは羽毛状の白い花を咲かせ、花が多いと、まるで雪を被ったような様子になるオージープランツです。
葉・茎には華やかな香りの成分が含まれ、精油は「ティーツリーオイル」の一種として利用されます。
湿った土壌や乾燥気味の土壌にも耐え、観賞用の庭木や防風用の生け垣として植樹されます。
オーストラリア南東部に生育しており、樹高は約6~8mになります。
メラレウカ・ネソフィラ 別名:ハニーマートル
学名:Melaleuca nesophila
メラレウカ・ネソフィラはラベンダーピンク色のポンポンのような花を咲かせるオージープランツです。
丈夫で、干ばつや軽度の霜、潮風に耐え、観賞用の庭木や防風用の生け垣として植樹されます。
独特な、[若干のねじれ味]ある枝や幹になり、樹皮も美しく、シンボルツリーにもなり得ます。
西オーストラリア南西部に生育しており、樹高は約3~5mになります。
ニアウリ 別名:メラレウカ・クインクエネルヴィア
学名:Melaleuca quinquenervia
syn:Melaleuca quinquinerva
ニアウリは爽快感ある香りのエッセンシャルオイルとして有名な、白い花を咲かせる、オージープランツです。
精油は香水や化粧品、薬用、食品の香料、虫忌避などの様々な用途で使用されています。
香りの良い花は、甘みのある飲料として利用されたり、ハチミツ用としても利用されています。
オーストラリア東部や北東部、パプアニューギニアに生育しており、樹高は約8~15mになります。
メラレウカ・ストリアータ 別名:サンド・ハニーマートル
学名:Melaleuca striata
メラレウカ・ストリアータ は淡いピンク色の花を咲かせる、コンパクトな細長い葉を持つオージープランツです。
メラレウカの仲間の中でも、小さめで、大きくならない種類です。
種小名の「ストリアータ 」は、ラテン語の「溝」や「ひだ」に由来します。
西オーストラリア南部に生育しており、樹高は約0.5~1.5mになります。
セナ・ノタビリス 別名:コックローチ・ブッシュ
学名:Senna notabilis
セナ・ノタビリスは黄色い花を咲かせ、見た目が奇妙な実を付ける、オージープランツです。
種小名の「ノタビリス」は「注目に値する」という意味になります。
実は、黄色地に黒色の実の房(さや)になります。
その見た目から「コックローチ・ブッシュ(ゴキブリの茂み)」と呼ばれます。
オーストラリアに生育しており、樹高は約0.5~1.5mになります。
花木の一覧
ネムノキ(合歓木) 別名:シルクツリー
学名:Albizia julibrissin
ネムノキ(合歓木)はピンク&白色の花を咲かせる花木であり、シルクツリー(絹の木)とも呼ばれます。
万葉集や松尾芭蕉の句に登場するなど、日本文学とも関わりがある植物です。
中国等では花をお茶にしたり、花や樹皮を薬として使用することがあります。
葉が合わさって閉じる姿から中国では「夫婦円満」の象徴とされます。
南東アジア・東アジアに生育しており、樹高は約5~15mになります。
イチゴノキ 別名:ストロベリーツリー
学名:Arbutus unedo
イチゴノキは白い花を咲かせ、丸い果実はブランデーやジャムの原料にも利用される花木です。
英国王立園芸協会からは「花粉媒介者のための植物」と評価されています。
ヨーロッパでは身近な植物として、英国庭園にも植えられ、詩や物語、絵画にも描かれます。
地中海地方や西ヨーロッパに生育しており、樹高は約4~8mになります。
ゴールデンキャンドル 別名:キャンドルブッシュ、カッシア・アラタ
学名:Cassia alata
syn:Senna alata
ゴールデンキャンドルは黄色のロウソクのような花を咲かせる熱帯の花木です。
「皇帝の燭台」や「皇后の蝋燭の植物」とも呼ばれます。
観賞用や日陰用として植樹されます。
かつて民族医療に使用され、お茶や健康食品にも利用されることがあります。
中南米に生育しており、樹高は約2~4mになります。
ローズ・シャワーツリー 別名:カッシア・マルギナータ
学名:Cassia marginata
syn:Cassia roxburghii
ローズ・シャワーツリーは赤みのあるピンク色の花を咲かせる熱帯の花木です。
羽状の大きな葉をもちます。
温かい地域では観賞用や街路樹としても植えられています。
インド亜大陸や東南アジアに生育しており、樹高は約5~10mになります。
カッシア・レニゲラ 別名:ビルマ・ピンク・カッシア
学名:Cassia renigera
カッシア・レニゲラは薄いピンク色の花を咲かせる熱帯の花木です。
羽状の大きな葉をもちます。
温かい地域では観賞用や街路樹としても植えられています。
インド亜大陸や東南アジアに生育しており、樹高は約5~10mになります。
アメリカ・キササゲ 別名:カタルパ・ビグノニオイデス
学名:Catalpa bignonioides
アメリカ・キササゲはアメリカのキササゲであり、ハート型の葉を持ち、白い花を咲かせます。
釣り鐘型の花は美しく、観賞用の街路樹や庭園の木として広く植樹されています。
樹皮や実は薬用として利用されることがあります。
アメリカ南東部に生育しており、樹高は約8~12mになります。
アメリカ・タニワタリノキ(谷渡の木) 別名:ボタンブッシュ
学名:Cephalanthus occidentalis
アメリカ・タニワタリノキ(谷渡の木)はボタンのような丸く白い花をもつ低木です。
香りと蜜がある花をもち「ハニーボール(蜜の玉)」と呼ばれ、ハチミツ用としても利用されます。
湿地帯に生育し、様々な水鳥、蝶やミツバチなどが生育環境や食用として利用しています。
北アメリカ東部や南部に生育しており、樹高は約1~3mになります。
アメリカ花蘇芳(ハナズオウ)
学名:Cercis canadensis
アメリカ花蘇芳(ハナズオウ)は濃いピンク色(紫色)の沢山の花を咲かせ、ハート形の葉をもつ花木です。
アメリカでは、庭園や街路樹として植樹されることがあります。
オハイオ州の州都であるコロンバスでは、多数の木が植樹されています。
かつて、ネイティブアメリカンは花や種子を食用にしました。
アメリカ東部やメキシコ北東部に生育しており、樹高は約5~10mになります。
西洋花蘇芳(セイヨウハナズオウ) 別名:ユダの木
学名:Cercis siliquastrum
西洋花蘇芳(セイヨウハナズオウ)はヨーロッパの暖かい地域では、庭園や街路樹として愛されている花木です。
「地中海ハナズオウ」とも呼ばれ、地中海地域やアラブ地域の人々の文化と関わりがあります。
英国王立園芸協会からは「花粉媒介者のための植物」と評価されています。
南ヨーロッパや西アジアに生育しており、樹高は約5~12mになります。
鳳凰木(ホウオウボク) 別名:デロニクス・レジア
学名:Delonix regia
鳳凰木(ホウオウボク)は緋紅色の華やかな蝶形の花を咲かせ、傘のような樹冠になる熱帯の花木です。
鮮やかな色の花から「フレーム・オブ・フォレスト(森の炎)」とも呼ばれます。
観賞用として人気が高く、ハワイやヨーロッパ、カリブ海諸国、東南アジア等で植えられています。
国や市の公式の木に指定されたり、校章に用いられたり、伝承にも登場しています。
マダガスカルに生育しており、樹高は約10~20mになります。
銀合歓(ギンゴウカン) 別名:ギンネム
学名:Leucaena leucocephala
銀合歓(ギンゴウカン)は丸いポンポンのような可愛い白い花を咲かせ、鳥の羽のような葉をもつ熱帯の花木です。
春の終わり頃と、秋頃の、年に2回、数週間にわたり花を咲かせます。
「銀合歓」という和名は、ネムノキに似た木であり、白い花を咲かせることが由来です。
成長が早く、丈夫で、様々な用途に利用できることから、「ミラクルツリー」とも呼ばれました。
中南米に生育しており、樹高は約1~5mになります。
セイヨウヤチヤナギ 別名:スウィートゲイル
学名:Myrica gale
セイヨウヤチヤナギは葉には、特徴的な香りがあり、スウィート・ウィロー(甘い柳)と呼ばれることがあります。
(ヤナギ科でなくヤマモモ科の植物です。)
お茶にされたり、香水やアルマオイル、石鹸、香料などにも用いられています。
東アジア、ヨーロッパ、北アメリカなどに生育しており、樹高は約1~3mになります。
シュッコンタバコ 別名:ニコチアナ・アラタ、スウィートタバコ、ハナタバコ、ジャスミンタバコ
学名:Nicotiana alata
シュッコンタバコは南米のニコチアナ属の多年草です。
寒い地域では、一年草として栽培されます。
鐘形の花を咲かせ、花には特徴的な香りがあります。
観賞用として広く栽培され、本種から様々な園芸種が生まれています。
南アメリカに生育しており、樹高は約0.5mになります。
ポロウニア・フォーチュニー 別名:ドラゴンツリー
学名:Paulownia fortunei
ポロウニア・フォーチュニーは薄いパープル色を帯びた白色の花を咲かせる、桐の木です。
成長が早くて耐寒性もあり、欧米の庭園にも植樹されています。
木材的価値があり、古琴などの弦楽器など、様々な用途に使われています。
中国南東部やラオス、ベトナムに生育しており、樹高は約10~30mになります。
黄焔木(コウエンボク) 別名:ペルトフォラム・プテロカルパム
学名:Peltophorum pterocarpum
syn:Peltophorum ferrugineum
黄焔木(コウエンボク)は華やかな黄色の花を咲かせる、熱帯の花木です。
ハワイやフロリダ、インド等の温かい地域で植樹され、装飾花としても利用されています。
「イエロー・フラムボイアント(黄色の華やか)」や「イエローフレーム(黄色の炎)」とも呼ばれます。
「プテロカルパム」は「翼のある実」を意味し、実の形状を示していると考えられます。
東南アジアに生育しており、樹高は約15-20mになります。
ルス・アロマティカ 別名:ニオイウルシ
学名:Rhus aromatica
ルス・アロマティカは北アメリカのウルシ科の花木であり、紅葉の時期には葉が赤色や紫色に染まります。
フラグラント・スマック(香りのよいウルシ)とも呼ばれ、葉枝には柑橘系の香りがあります。
アメリカやカナダ南部に生育しており、樹高は約1~1.5mになります。
ルス・コパリナム 別名:シャイニング・スマック、ウイングド ・スマック
学名:Rhus copallinum
ルス・コパリナムはシャイニング・スマック(輝くウルシ)やウイングド ・スマック(翼のあるウルシ)とも呼ばれます。
光沢のある緑色の葉は、紅葉の時期には鮮やかなオレンジ色から赤色に染まります。
樹皮や果実はお茶やスパイス、薬用として用いられることがあります。
アメリカ東部に生育しており、樹高は約3.5~5.5mになります。
ルス・トリロバー 別名:サワーベリー、スカンクブッシュ
学名:Rhus trilobata
ルス・トリロバーは北アメリカのウルシ科の花木であり、紅葉では葉が鮮やかな色に染まります。
強い香りをもち、苦い香りのため、スカンクブッシュとも呼ばれます。
お茶や薬用に利用されることもありました。
カナダ西部やアメリカ西部に生育しており、樹高は約2~3mになります。
ルス・ティフィナ 別名:スタッグホーン・スマック
学名:Rhus typhina
ルス・ティフィナは北アメリカ東部に生育するウルシ科の落葉低木です。
紅葉の時期には鮮やかな赤色から紫色に染まります。
葉枝の質感と枝分かれする様子から「スタッグホーン・スマック(牡鹿の角のウルシ)」とも呼ばれます。
「スマックエイド」とも呼ばれる飲料に用いたり、薬用、染料に用いられることがあります。
カナダ南東部やアメリカ東部に生育しており、樹高は約3~5mになります。
雀瓜 (スズメウリ)
学名:Zehneria japonica
雀瓜 (スズメウリ)は小さな白色の花を咲かせ、緑色から白色の実を付ける、つる性の一年草です。
丸い緑色の果実は、白色に熟すのが特徴的で、実ものとして花束素材にも利用される山野草です。
「雀瓜」という名前は、果実がスズメの卵に似ていることから名付けられました。
東アジアや東南アジアに生育しており、樹高は約0.5~1mになります。