シダレ・イトスギ(サイプレス・フネブリス) – 枝垂れ木 – 取り扱い植物の説明と育て方

学名:Cupressus funebris
英名:Chinese weeping cypress

シダレ・イトスギ

シダレ・イトスギとは

シダレ・イトスギは淡い緑色の芳香がある葉をもち、葉が枝垂れて優美な樹形になる、コニファー(針葉樹)です。
優美な樹形になることから、観賞用として庭園の木として利用されています。
葉や木からはエッセンシャルオイルが抽出され、アロマ用などにも用いられています。
生育地では、高地の森林で見られます。
種小名の「funebris」 は「葬儀」を意味し、かつて棺の木材として使用されたことを示しています。

比較的成長が早く、育てやすい種類です。

原産地:中国の南西部や中央部に生育

樹高:20~30m程度

育て方

シダレ・イトスギ

暑い時期には、高温多湿の環境を避け、風通しのよい環境で育ててください。
(特に、苗が若いときや鉢で育成している間は、夏の直射日光を避けてください)
寒い時期は、なるべく-10度以上で育ててください。

水はけのよい土で育て、なるべく粘土質の土は避けてください。
水やりは、土が乾燥しないように、土の上部が乾いたら水を与えます。
(※水の与えすぎは根腐れを招きますので、過度に与えすぎないようにしてください。)

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。

成長が早く、鉢が小さいと根詰まりしやすいので注意してください。
寒冷地を除き、日本の多くの地域では、地植え可能で大きくなる木のため、地植えするときは、年に数回は適度な高さで葉枝を伐採するなど、成長しすぎないように管理が必要です。

【幼い苗のときや鉢が小さいときの注意点(植物全般)】
夏には強い直射日光や高温の場所を避け、冬には霜や寒風を避けてください。
急な温度・湿度変化にも注意してください。
特に初春等の急激な寒暖差があるときは、寒暖差の影響が少ない環境で育てることを推奨します。

植物の在庫状況

当店では植物の鉢物や種子を販売しております。



<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

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