ヒマラヤ・スギ (ケドルス・デオダラ) – 取り扱い植物の説明と育て方 – ヒンドゥー教では神聖なる樹木

学名:Cedrus deodara
英名:Himalayan cedar

ヒマラヤ・スギ

ヒマラヤ・スギとは

ヒマラヤ・スギは優雅な円錐形の樹幹と吊り下げ形の小枝を持つコニファー(針葉樹)です。
葉や木には芳香があり、香水やエッセンシャルオイル、石鹸、化粧品に使用されることで有名です。
種小名の「デオダラ」は古代インドのサンスクリット語の「神の木」が由来です。
ヒンドゥー教では、聖なる樹木として崇拝され、神々の伝説にも関わる樹木です。
パキスタンの国の木としても指定されています。
現在では観賞用の木として広く利用され、庭園や街路樹にも植樹されています。
「英国王立園芸協会」からは「ガーデンメリット賞」を授与されており、庭での植栽で優れた植物だと評価されています。
成長速度はゆっくりであり、1年目で20~30cm前後になります。

生育地:ヒマラヤ山脈に生育

樹高:40~50m程度

育て方

ヒマラヤ・スギ

ある程度の耐暑性はありますが、暑い時期の直射日光には注意が必要です。
寒い時期は、おおよそ-10度以上で育ててください。

なるべく水はけのよい土で育ててください。
水はけの悪い粘土質の土は避けることが無難です。
水やりは、土が乾燥しないように、土の上部が乾いたら水を与えます。
水の与え過ぎは根腐れを招きますので、過度に与えすぎないように注意してください。
なるべく風通しの良い場所で管理してください。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。



<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

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