学名:Eucalyptus robusta
英名:Swamp mahogany
ユーカリ・ロブスタとは
ユーカリ・ロブスタはコアラが食べる木や、お茶の素材として有名なユーカリです。
濃い緑色の葉は、夏の終わりの頃にかけて、赤色を帯びた美しい色合いに紅葉します。
若い枝は緑色ですが、やがて真紅になり、濃い赤褐色の色合いへ変化します。
葉は、当初、長細い葉であることが多いですが、ある程度の年月を重ねると、卵型のやや厚みのある葉になることが多いです。
ただ、葉の形は、環境差や個体差が比較的あると感じており、葉の外見では判別が難しくなると思います。
大きく成長すると、卵型の葉は、長細い葉になっていきます。
様々な動物たちにも利用される木であり、コアラは葉を食べ、コウモリは花を食べ、インコは花の蜜を吸い、ハチミツ用の花としても利用されます。
長命の木でもあり、200年以上生きることがあるそうです。
生育地では、洪水に見舞われる場所でも見られます。
種小名の「ロブスタ」は、「頑丈な」という意味をもち、成長木の大きさと逞しさにちなんで名付けられたとされます。
比較的、成長が早くて丈夫であり、育てやすい種類です。
生育地:オーストラリア東部の沿岸地域の湿地などの湿った土壌に生育
樹高:15~30m程度
育て方
耐暑性があります。(近年の連日の猛暑等には注意)
寒い時期は、おおよそ-10度以上で育ててください。
水はけのよい土で育ててください。
水やりは、土の上部が乾いたら水を与えます。
水を切らさないように注意してください。
ただし、土の湿り過ぎは根腐れを引き起こすため、水の与え過ぎには注意してください。
なるべく風通しの良い場所で管理してください。
冬を含め、年中、日当たりの良い明るい環境で育てることが望ましいです。
成長が早く、鉢が小さいと根詰まりしやすいので注意してください。
地植えで大きくなる木のため、地植えするときは、年に数回は適度な高さで葉枝を伐採するなど、成長しすぎないように管理が必要です。
※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。
<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。
育つ様子や育成例の記事
ユーカリ・ロブスタの育成の様子を紹介上記の記事ではユーカリ・ロブスタの育つ様子や育成例、個性や魅力を紹介しています。