ワシントンヤシ (ワシントニア) (ワシントニア・フィリフェラ) – 取り扱い植物の説明と育て方 – 南国のヤシの木

学名:Washingtonia filifera
英名:California palm, Desert Fan Palm

ワシントンヤシ (ワシントニア)

ワシントンヤシ (ワシントニア)とは

ワシントンヤシ (ワシントニア)はカリフォルニアやメキシコに生育するヤシの木です。
扇形の葉と、丈夫な円柱状の幹をもち、葉には白い糸(フィラメント)があるのも魅力の一つです。
様々な気候に順応することができ、日本を含めた様々な国で、シンボルツリーとして植えられています。
「英国王立園芸協会」からは「ガーデンメリット賞」を授与されており、植栽で優れた植物だと評価されています。
かつて、ネイティブアメリカンは、果物をドライフルーツやケーキにしたり、葉をサンダルや葺き替え屋根などに利用してきました。
生育地では、砂漠のオアシスや河畔に生育しており、「デザート・ファン・パーム(砂漠の扇形の葉を持つヤシ)」とも呼ばれます。
寿命は80年~250年とされ、ヤシの木の中ではやや長生きと考えられます。
種小名の「フィリフェラ」は、ラテン語で「糸を持つ」を意味し、葉の長い糸状の白い繊維を表しています。

生育地:アメリカのカリフォルニア州やメキシコ北西部に生育

樹高:12~20m程度

育て方

ワシントンヤシ (ワシントニア)

耐暑性があります。
寒い時期は、強い寒波に当てず、おおよそ-5度以上で育ててください。

様々な土壌で育てられますが、水はけのよい土で育てることが望ましいです。
水やりは、水を切らさないように、土の上部が乾いたら水を与えます。
土の湿り過ぎは根腐れを引き起こすため、水の与え過ぎには注意してください。
なるべく風通しの良い場所で管理してください。
冬を含め、年中、日当たりの良い明るい環境で育てることが望ましいです。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。



<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

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