アフリカバオバブ – 取り扱い植物の説明と育て方 – 星の王子様のモデル

学名:Adansonia digitata
英名:African baobab

アフリカバオバブ

アフリカバオバブとは

アフリカバオバブはアフリカのサバンナに生育するバオバブです。
「星の王子様」のバオバブのモデルとされています。
インテリアの観葉植物として人気の植物であり、盆栽仕立てとしても人気があります。
長寿の木であり、通常は数百年生きるとされますが、2,000年以上生きている木が存在するといわれています。
アフリカでは生活と関わりが深く、水源や住居として利用されることもありました。
新芽や花、果実、根を食用にしたり、木材を楽器等にしたり、樹皮から衣服やマットを作成するなど、様々な用途で利用されています。
アフリカでは「バオバブの花には精霊が宿り、花を摘むと不運がもたらされる」や、「乙女たちに恋して嫉妬で乙女を食べてしまった木」等の様々な伝説や、歴史との関わりがあります。
大きくなると遠目からは、木の幹が根のように見えるため、「さかさまの木」と呼ばれることがあります。

生育地:アフリカ大陸の大西洋沿岸やスーダンなどに生育

樹高:10~20m程度

育て方

アフリカバオバブ

耐暑性があります。
冬は寒波に当てず、霜が降りない、おおよそ5度以上の環境で育ててください。

土は乾燥気味にし、土の上~中部が乾いた水を与えます。
春から秋の成長期には、水を早く吸うことがあるため、水を完全に切らさないように注意します。
冬などは、水を吸う速度は遅くなりますので、それを考慮して、水やりは最低限にします。
過度な土の湿りすぎは植物を弱らせるため、注意してください。
夏などの高温多湿は好まないため、空気が滞留する場所は避け、多湿にならないよう風通しの良い場所で管理ください。
梅雨などの連日の雨には特に注意してください。
冬を含め、年中、日当たりの良い明るい環境で育てることが望ましいです。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。



<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

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