ネムノキ(合歓木) (シルクツリー) – 取り扱い植物の説明と育て方 – 眠った木

学名:Albizia julibrissin
英名:Persian silk tree

ネムノキ(合歓木)

ネムノキ(合歓木)とは

ネムノキ(合歓木)はピンク&白色の花を咲かせる花木であり、羽状の葉をもちます。
日本の温かい地域でも見られ、万葉集や松尾芭蕉の句に登場するなど、日本文学とも関わりがある植物です。
成長が早くて乾燥にも強く、観賞用や街路樹としてアメリカ等にも植えられています。
中国等では花をお茶にしたり、花や樹皮を薬として使用されることがあります。
暗いときに葉がゆっくりと合わさって閉じ、小葉は下向きに垂れる様子は、眠った様子に見え、「ネムノキ(眠った木)」と呼ばれています。
漢字の「合歓」は、中国語由来であり、葉が合わさって閉じる姿から、中国では「夫婦円満」の象徴とされています。
種小名の「julibrissin」はペルシア語で「絹の花」を意味し、ふわふわとした花を表しています。
そのため、「シルクツリー(絹の木)」とも呼ばれます。

比較的、成長が早くて丈夫であり、育てやすい種類です。

生育地:南東アジア・東アジアに生育

樹高:5~15m程度

育て方

ネムノキ(合歓木)

耐暑性があります。(近年の連日の猛暑等には注意)
寒い時期は、おおよそ-10度以上で育ててください。

水はけのよい土で育ててください。
水やりは、土の上部が乾いたら水を与えます。
ただし、土の湿り過ぎは根腐れを引き起こすため、水の与え過ぎには注意してください。

なるべく風通しの良い場所で管理してください。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。

ネムノキ(合歓木)
ネムノキ(合歓木)
種子販売について


<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

目次