ベンガルボダイジュ(菩提樹) (フィカス・ベンガレンシス / バンヤンジュ) – 取り扱い植物の説明と育て方 – 「永遠の命」や「輪廻の象徴」の木

学名:Ficus benghalensis
英名:Banyan

ベンガルボダイジュ(菩提樹)

ベンガルボダイジュ(菩提樹)とは

ベンガルボダイジュ(菩提樹)は樹冠の広さが世界最大の熱帯の木であり、観葉植物としても人気がある木です。
淡い色合いの葉脈が魅力的な、大きな楕円形の厚い葉をもち、ゴムの木の一種類としても観葉植物で人気があります。
樹冠が広がり続けることから、ヒンドゥー教では「永遠の命」として神聖な木であり、神話にも「望みを叶える木」として登場することで知られています。
インドでは国木に指定されており、樹齢400年以上にわたり生きる長命の木や、樹冠が約19,000㎡に広がる木があります。
(テニスコート[約195㎡]の約100個分の広さです。)
上座部仏教では24代ブッダが悟りを開いた木とされます。
インドボダイジュが「菩提の象徴」であるのに対して、「ベンガルボダイジュ」は枝が広がり続けることから「菩薩の菩提心」や、始まりも終りもない「輪廻の象徴」ともされるそうです。
なお、絞め殺しの木(つる植物などの俗称)の一種であり、他の植物や岩に巻き付いて成長することがあるので、周辺の木を絞め殺さないように留意が必要です。

生育地:インドや南アジアに生育

樹高:10~25m程度

育て方

ベンガルボダイジュ(菩提樹)

耐暑性があります。
冬は寒波に当てず、霜が降りない、おおよそ5度以上の環境で育ててください。

なるべく水はけのよい土で育ててください。
水はけの悪い粘土質の土は避けることが無難です。
水やりは、土が乾燥しないように、土の上部が乾いたら水を与えます。
水の与え過ぎは根腐れを招きますので、過度に与えすぎないように注意してください。
なるべく風通しの良い場所で管理してください。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。

ベンガルボダイジュ(菩提樹)


<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

目次