ユーカリ・ケリー – 鉄の樹皮 – 取り扱い植物の説明と育て方

学名:Eucalyptus caleyi
英名:Caley's ironbark, Ovenden's ironbark

ユーカリ・ケリー

ユーカリ・ケリーとは

ユーカリ・ケリーは白い花を咲かせ、青みを帯びた丸っぽい葉と、やや赤みを帯びた幹を持つ中~大型のユーカリです。
灰黒色の硬い樹皮の様子から、「アイアンバーク(鉄の樹皮)」とも呼ばれています。
主に乾燥した森林や低い丘、尾根に生育しています。
種小名の「ケリー」は、18世紀から19世紀に活躍したイギリスの植物学者であり探検家の「ジョージ・ケリー」を称して名付けられました。

多くのユーカリ同様に、大きく成長すると、葉は卵型や長葉になります。
一般的には、成長しても、低い範囲から伸びる葉枝は、卵型や長葉になりにくいケースがあります。
そのため、元の葉を保つに、背の高い範囲を剪定する方法が考えられます。

原産地:オーストラリア東部に生育

樹高:20~30m程度

育て方

ユーカリ・ケリー

暑さには強いですが、寒さには弱く、なるべく5度以上の環境で管理ください。
冬は寒波に当てず、霜がかからない環境で育ててください。

水はけのよい土で育て、なるべく粘土質の土は避けてください。
乾燥には強いものの、春から秋の成長期には水を早く吸うことがあるため、土の上~中部が乾いたらたっぷり水を与えます。
過度な土の湿りすぎは根腐れを引き起こすため、注意してください。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。

ユーカリ・ケリー

【幼い苗のときや鉢が小さいときの注意点(植物全般)】
夏には強い直射日光や高温の場所を避け、冬には霜や寒風を避けてください。
急な温度・湿度変化にも注意してください。
特に初春等の急激な寒暖差があるときは、寒暖差の影響が少ない環境で育てることを推奨します。

植物の在庫状況

当店では植物の鉢物や種子を販売しております。



<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

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