ユーカリ・ユーティリス – 半耐塩性がある丈夫な種類 – 取り扱い植物の説明と育て方

学名:Eucalyptus utilis
英名:Coastal moort

ユーカリ・ユーティリス

ユーカリ・ユーティリスとは

ユーカリ・ユーティリスはクリーム色の花を咲かせ、青みのある細身の卵形の葉を持つユーカリです。
成長が早くて丈夫なため、オーストラリアでは観賞用として庭木の木や街路樹として流通しています。
干ばつにも耐え、半耐塩性があり、痩せた砂質土壌でも成長します。
生育地では、沿岸部の砂丘や河口の近くに生育しています。
種小名の「ユーティリス」はラテン語の「役に立つ」を意味し、農場の植栽や街路樹として利用されてきたことを示しています。

多くのユーカリ同様に、大きく成長すると、葉は卵型や長葉になります。
一般的には、成長しても、低い範囲から伸びる葉枝は、卵型や長葉になりにくいケースがあります。
そのため、元の葉を保つに、背の高い範囲を剪定する方法が考えられます。

原産地:オーストラリア南西部に生育

樹高:5~15m程度

育て方

暑さには強いですが、寒い時期はなるべく-5度以上で管理ください。
冬の強い寒波には当てないように注意してください。

水はけのよい土で育て、なるべく粘土質の土は避けてください。
水やりは、水を切らさないように土の上部が乾いたら水を上げます。
土の湿りすぎは根腐れを引き起こすため、水のやりすぎには注意してください。
また、夏は乾燥して暑く、冬は雨が多い環境で生育している植物です。
春から秋の湿度が高い時期には、湿度が高くない環境(風通しの良い場所など)で管理してください。
連日の雨などの高い湿度になる日には特に注意してください。
冬を含め、日当たりの良い場所で育てることが望ましいです。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。

【幼い苗のときや鉢が小さいときの注意点(植物全般)】
夏には強い直射日光や高温の場所を避け、冬には霜や寒風を避けてください。
急な温度・湿度変化にも注意してください。
特に初春等の急激な寒暖差があるときは、寒暖差の影響が少ない環境で育てることを推奨します。

植物の在庫状況

当店では植物の鉢物や種子を販売しております。



<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

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