セイヨウヤチヤナギ (スウィートゲイル) – 取り扱い植物の説明と育て方 – 香水や香料に用いられる「甘いヤナギ」

学名:Myrica gale
英名:Sweet willow, Sweet gale

セイヨウヤチヤナギ

セイヨウヤチヤナギとは

セイヨウヤチヤナギは葉には、特徴的な香りがあり、スウィート・ウィロー(甘い柳)と呼ばれることがあります。
お茶にされたり、香水やアルマオイル、石鹸、香料などにも用いられています。
古くより薬用や防虫用としても用いられました。

雌雄異株であり、雄花と雌花が異なる木に咲きます。

生育地:東アジア、ヨーロッパ、北アメリカなどの湿原などの湿った土壌に生育

樹高:1~3m程度

育て方

セイヨウヤチヤナギ

耐暑性があります。
寒い時期は、おおよそ-20度以上で育ててください。

なるべく水はけのよい土で育ててください。
水はけの悪い粘土質の土は避けることが無難です。
水やりは、土が乾燥しないように、土の上部が乾いたら水を与えます。
水の与え過ぎは根腐れを招きますので、過度に与えすぎないように注意してください。
なるべく風通しの良い場所で管理してください。
土壌pHは弱酸性の土を好むため、弱酸性の腐葉土や、鹿沼土、ピートモスを少し混ぜるなどして、わずかに酸性に保つとより良いです。
アルカリ性が強い土(石灰分を多く含む土など)は避けてください。
ヤマモモ科の仲間は、一般的に、土壌放線菌であるフランキアと共生しており、、空気中から窒素を固定して、生育に利用します。
そのため、窒素が多く含む肥料や培養土は避けてください。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。



<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

目次