学名:Leucaena leucocephala
英名:White leadtree

銀合歓(ギンゴウカン)とは
銀合歓(ギンゴウカン)は丸いポンポンのような可愛い白い花を咲かせ、鳥の羽のような葉を持つ熱帯の花木です。
春の終わり頃と、秋頃の、年に2回、数週間にわたり花を咲かせます。
「銀合歓」という和名は、「ネムノキ(合歓木)」に似た木であることと、白い花を咲かせることが由来です。
「ネムノキ」の暗いときに葉がゆっくりと合わさって閉じ、小葉は下向きに垂れる、眠ったような性質は同様です。
成長が早く、丈夫で、様々な用途に利用できることから、「ミラクルツリー」と呼ばれ、熱帯の国々に持ち込まれて広がりました。
東南アジアやメキシコ等では葉や実(さや)を食用にしたり、葉をバイオマス用や飼料としたり、木材は紙の生産用にも利用されます。
メキシコではタコスの材料にしたり、沖縄ではカルシウムの豊富なお茶として利用されています。
寒さにはやや弱い一方、時々マイナス温度になる地域で、地植えや大ポット苗であれば、屋外でも軽く耐える場合があります。
冬は葉を落として枯れたようになりますが、春からすくすく育ち、たちまち数メートルに広がります。
本種は生命力が強いため、日本で温かい地域では、他の土地へ広がらないように(侵略植物にならないように)管理してください。
比較的、成長が早くて丈夫であり、育てやすい種類です。
生育地:中南米に生育
樹高:1~5m程度
育て方

耐暑性があります。(近年の連日の猛暑等には注意)
冬は若干のマイナス気温は耐えますが、0度以下が続かない環境で育ててください。
水はけのよい土で育ててください。
水やりは、土の上部が乾いたら水を与えます。
ただし、土の湿り過ぎは根腐れを引き起こすため、水の与え過ぎには注意してください。
なるべく風通しの良い場所で管理してください。
成長が早く、鉢が小さいと根詰まりしやすいので注意してください。
地植えで大きくなる木のため、地植えするときは、年に数回は適度な高さで葉枝を伐採するなど、成長しすぎないように管理が必要です。
※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。


【種子の在庫】:在庫あり
<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。
育つ様子や育成例の記事
銀合歓(ギンゴウカン)の育成の様子を紹介
上記の記事では銀合歓(ギンゴウカン)の育つ様子や育成例、個性や魅力を紹介しています。