ユーカリ・アップルボックス(ユーカリ・ブリジシアナ) – ハート型の葉 – 取り扱い植物の説明と育て方

学名:Eucalyptus bridgesiana
シノニム:Eucalyptus stuartiana
英名:Apple box

ユーカリ・アップルボックス

ユーカリ・アップルボックスとは

ユーカリ・アップルボックスは白い花を咲かせ、青緑色の葉と、滑らかなホワイトグレーの樹皮をもつユーカリです。
リンゴ型やハート型に見える可愛い葉をもつことから、鑑賞用として人気の植物です。
成長が早く、暑さはもちろん、ある程度の寒さにも耐え、丈夫で育てやすいユーカリです。
生育地では、沿岸部に近い開けた森林や山々の斜面に生育していますが、絶滅の危惧のある危急種に指定されており、数は減少しています。
なお、「アップル」という名前はありますが、リンゴの香りがすることはありません。
「アップル」の名前は、樹皮が「ラフバークド(荒い樹皮)・アップル」と呼ばれるオーストラリア原産の木「アンゴフォラ」に似ていることから、名付けられたと説があります。
種小名の「ブリジシアナ」は、19世紀のオーストラリアで教育発展に貢献した「フレデリック・ブリッジズ 」を称して名付けられました。

多くのユーカリ同様に、大きく成長すると、葉は卵型や長葉になります。
一般的には、成長しても、低い範囲から伸びる葉枝は、卵型や長葉になりにくいケースがあります。
そのため、元の葉を保つに、背の高い範囲を剪定する方法が考えられます。

原産地:オーストラリア東部に生育

樹高:10~25m程度

育て方

ユーカリ・アップルボックス

暑さには強いですが、寒い時期はなるべく-5度以上で管理ください。
冬の強い寒波には当てないように注意してください。

様々な土壌で育ちますが、水はけのよい土で育てるのが望ましいです。
水やりは、水を切らさないように土の上部が乾いたら水を上げます。
土の湿りすぎは根腐れを引き起こすため、水のやりすぎには注意してください。

※耐寒性等の耐性は、育成する地域の気候や環境変化にもよるため、様子を見ながら管理ください。

成長が早く、鉢が小さいと根詰まりしやすいので注意してください。
寒冷地を除き、日本の多くの地域では、地植え可能で大きくなる木のため、地植えするときは、年に数回は適度な高さで葉枝を伐採するなど、成長しすぎないように管理が必要です。

【幼い苗のときや鉢が小さいときの注意点(植物全般)】
夏には強い直射日光や高温の場所を避け、冬には霜や寒風を避けてください。
急な温度・湿度変化にも注意してください。
特に初春等の急激な寒暖差があるときは、寒暖差の影響が少ない環境で育てることを推奨します。

植物の在庫状況

当店では植物の鉢物や種子を販売しております。



<注記>
・本情報は、当店の経験や、生息地の環境、調査情報をもとに掲載をしておりますが、全てが正解ではない場合もあります。
 耐寒性などの耐性は、成長度合いのほか、育成する地域の気候や環境変化(暑さや寒さの期間・湿度変化・寒暖差など)によって異なるケースがありますことをご了承ください。
 もしもお気づきの点がありましたらご連絡ください。
・植物全てに関することになりますが、地植えなどの野外で育成するときには注意が必要です。
 植物によっては、別の土地へ自生して侵略種になり得ますので、管理できる状態を維持してください。

植物の紹介記事

ユーカリ・アップルボックスの鉢物の様子の紹介

鉢物の様子や、個性や魅力を紹介しています。



ユーカリ アップルボックス – 取り扱い生花の紹介 – ユーカリ農園より

当農園での生育状況の紹介や、生花としての魅力を掲載しています。

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