成長が早く丈夫なコニファー(針葉樹)の紹介

コニファーとは針葉樹の総称のことで、スギやモミの木、マツ、トウヒなどの幅広い種類があります。
種類によって、葉の形や色合い、育ち方、紅葉の色の変化具合も様々です。
コニファーの多くは、成長まで長い年月がかかるように思う方も多いのではないでしょうか。
確かに1年で約5~10cmしか育たない種類もあります。
一方で、1年で30~50cm以上育つ種類もあります。

種子や若木から育てても、1~2年で立派な姿へ育つ様は、育てる充実感があります。
ここでは、当店の取り扱う苗木や種子の中で、通常よりも成長が早くて丈夫で、すくすく育つ楽しさがあるコニファーを一部ご紹介します。

※場所によっては気候に合わない場合や、個体差がございますのでご注意ください。
※丈夫ですが、日本の夏の強烈な直射日光や高湿、急な気温や温度差など、小さな苗の時は注意が必要です。

目次

成長が早くて丈夫なコニファーの一覧

カシミール・イトスギ  別名:ブータン・イトスギ

カシミール・イトスギ

学名:Cupressus cashmeriana

カシミール・イトスギは青緑色の芳香がある葉をもち、垂れ下がる優雅な樹形になる、コニファー(針葉樹)です。
美しい葉の色と樹形をもち、英国王立園芸協会からは庭園植栽で優れた植物だと評価されています。
ブータンでは国定木であり、インド等では仏教に関係する場所に植樹されてきました。
ブータンやインド北東部に生育しており、樹高は約20~40mになります。

シダレ・イトスギ  別名:サイプレス・フネブリス

シダレ・イトスギ

学名:Cupressus funebris

シダレ・イトスギは淡い緑色の芳香がある葉をもち、葉が枝垂れて優美な樹形になる、コニファー(針葉樹)です。
優美な樹形になることから、観賞用として庭園の木として利用されています。
葉や木からはエッセンシャルオイルが抽出され、アロマ用などにも用いられています。
比較的成長が早く、育てやすい種類です。
中国の南西部や中央部に生育しており、樹高は約20~30mになります。

モントレー・イトスギ  別名:サイプレス・マクロカルパ

モントレー・イトスギ

学名:Cupressus macrocarpa
syn:Hesperocyparis macrocarpa

モントレー・イトスギはカリフォルニアの海岸沿いに生育する、鮮やかな緑葉をもつコニファー(針葉樹)です。
強い風や塩水の飛沫にも耐え、防風林にも利用されます。
園芸種として人気が高い「ゴールドクレスト」などの原種でもあります。
比較的成長が早く、1年目で20~50cmにも成長し、育てやすい種類です。
アメリカのカリフォルニア州に生育しており、樹高は約20~40mになります。

イタリア・イトスギ  別名:ホソイトスギ

イタリア・イトスギ

学名:Cupressus sempervirens

イタリア・イトスギは庭園や街路樹のシンボルツリーとして用いられる、円錐形の樹幹のコニファー(針葉樹)です。
鮮やかな芳香がある緑葉を持ち、エッセンシャルオイルや化粧品の原料として使われています。
地中海地域のヨーロッパ・西アジアの文化に関わりがある植物です。
比較的成長が早く、1年目で約15~40cmにもなります。
地中海地域に生育しており、樹高は約20~35mになります。

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